ガービッジ、ダークにアグレッシヴになった4thアルバム登場! INTERVIEW編

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──もう一度結束しようと思った理由はなんですか?
シャーリー:愛よ!
──この出来事がサウンドに影響したということはありますか?
スティーヴ:多分、ちょっと“怒り”が感じられるんじゃないかな。
──ハードさが前面に押し出された結果、以前よりシンプルな音になったような気がします。2ndや3rdアルバムに比べ、録音した後の音にあまり手を加えていない印象を受けました。実際そうした作業をスタジオで行なう時間は少なかったのですか?
スティーヴ:今回、僕たちがライヴ・バンドだってことを証明したかった。だから、コンピュータを使わず、ギターとベース、ドラムだけでシンプルでパワフルな音を出したかったんだ。

デューク:3度も世界ツアーをやって、ライヴ・バンドとして自信を持つようになったね。ステージで生まれる特別なエネルギーをスタジオで再現したかった。生の音を活かしたシンプルなものを作りたかったんだ。
──音がこれまでよりとんがっている印象を受けたのですが、ギターや機材、音作りのやり方を変えたりしたのですか?
デューク:とにかく、ギターをフィーチャーしたサウンドを出したかったんだ。ものすごい数のギターを使ったよ。ある曲では10本くらい使ったんじゃないかな。

スティーヴ:いろんなギターを試して、ハードでパワフルな音が出るのを選んだんだ。とんがってるとか、力強いって感じてくれたらうれしいよ。今回やっと、そういう音を出すのに成功した。パワフルでアグレッシヴになったんじゃないかな?
──年をとって、よりアグレッシヴになったんですか?
シャーリー:そうなのよ(笑)! バンド結成したときのほうが大人だったと思うわ。
──1stアルバムの音に近いという評価がありますが、自分たちでもそう思いますか?
シャーリー:思わない(笑)。エネルギッシュという意味ではそうかもしれないけど、ソングライティングの面でも、サウンド的にもより力強くなったわ。

デューク:よく言われるけど、そうは思わないな。もっと進化したと思ってる。でも俺たち、逆方向に進化してるんだ。バンドを始めたときは、もっと複雑な音を出してた。それがだんだんシンプルになってる。だから次に出すのは、何も音が入ってないアルバムだ(笑)!
──個人的に1stアルバムは「ポスト・グランジ」、2ndは「人間とコンピューターの融合」、3rdは「ポップさの追求」というイメージですけど、この4thアルバムにこういったキャッチフレーズをつけるとしたら、どんな言葉になると思いますか?
シャーリー:うーん……、そんな質問されたことないわ(笑)。多分、より人間的らしいアルバムってとこかしら。“ヒューマニズムなアルバム”ね。

スティーヴ:エレクトリックに置き換えられた人間らしさ。

ブッチ:そうだな……。“不愉快なギタリスト”。

デューク:ハハハ、その通り(笑)。または単に“ドラム、ベース&ギター”。


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