“洋楽買いつけ”大特集【ブーム再燃の'80年代ディスコサウンド編】

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【ブーム再燃の'80年代ディスコサウンド編】


第三次ディスコブームといわれた'80年代。
従来のディスコの中心だったソウルを含めた広い意味でのブラックコンテンポラリー、
さらにはAORやハードロックまで、幅広いジャンルの「踊れる」音楽がディスコを彩ったのがこの時期。
'80年代のダンスミュージックは「熱い」曲ばかり!

ゲッタウェイ~グレイテスト・ヒッツ+2 アース・ウィンド&ファイアー
「レッツ・グルーヴ」


アルバム『ゲッタウェイ~グレイテスト・ヒッツ+2』より

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SFの世界から抜け出したようなきらびやかな衣装、派手なパフォーマンスで知られるアースは、この時期ディスコヒットを連発した。バネのような弾力あるリズムと切れのいいブラスはディスコにぴったりなのだ。中でもこの「レッツ・グルーヴ」は、ヴォコーダーを使ったしゃべるようなベースラインが一世を風靡した。無理やり訳せば「ノリノリで行こうぜ」みたいなタイトルなのだから、もう踊らないわけにはいかない。
『スリラー』 マイケル・ジャクソン
「ビリー・ジーン」


アルバム『スリラー』より

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世界的大ヒットアルバム「スリラー」には、さすがにいい曲が目白押しだが、ここでのイチオシはこの曲。ベースラインだけで踊れそうなまさに“ディスコ”な作りだし、図太いビートにマイケルの甲高い声がマッチしている。最近は世間を騒がせ続けているが、良い曲はたくさん残しているし、やっぱりダンスは天才的。この曲のプロモーション・ビデオで披露した、鋭い切れ味のステップは誰にもまねできないだろう。
『チャイニーズ・ウォール』 フィリップ・ベイリー
「イージー・ラヴァー」


アルバム『チャイニーズ・ウォール』より

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アース・ウィンド&ファイアーのツインヴォーカルの1人フィリップ・ベイリーは、当時プロデューサーとしても売れっ子だったジェネシスのフィル・コリンズと組んでソロアルバムを発表。このシングルではデュエットも披露した。ゲートの効いたフィル・コリンズのドラムもゴキゲンだが、なんといっても2人の歌のコントラストが秀逸。一気にテンションが上がるフィリップ・ベイリーのファルセットはやっぱりすごい。
Mora試聴&購入ページへ アヴェレージ・ホワイト・バンド
「ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー」


SPECIAL PACKより

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白人ばかりがメンバーに名を連ねているとは思えない“ブラック”なサウンドが持ち味のアヴェレージ・ホワイト・バンド。日本では名前こそメジャーではないものの、グルーヴィな曲が多く、ディスコではよくかけられていた。この曲はAORの名ソングライター、ネット・ドヒニーとの共作で、チャカ・カーンがカヴァーしたことでも有名。4分音符が腰に響く、まさにディスコの王道を行くダンスクラシックだ。
『Discography-Complete Singles Collection』 ペット・ショップ・ボーイズ
「West End Girls」


アルバム『Discography-Complete Singles Collection』より

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クールなダンス・ポップを聴かせるイギリスのデュオ、ペット・ショップ・ボーイズ。シンセなど電子楽器を多用したエレクトリックなディスコサウンドを、今も作り続けている。'80年代後半の大ヒットとなったこの曲は、ヴォーカルもビートも落ち着いていて、どちらかといえばゆったりとしたグルーヴを楽しめる大人のダンスミュージックだ。独特の陰のあるサウンドが、アメリカとは趣の違うユーロ・ダンスらしいところ。
『Greatest Hits』 M.C.ハマー
「Let's Get It Started」


アルバム『Greatest Hits』より

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世界中でラップ、ヒップホップの大ブームを巻き起こしたのがM.C.ハマー。“マイケル・ジャクソンに対抗しうる唯一の存在”とアメリカのメディアでも絶賛されたダンスを武器に、登場するやブラックチャートのトップを奪い、2ndアルバムは21週にわたって全米一位。その原点が、Queenの「地獄へ道づれ」のベースラインをちゃっかりいただいたこの曲だ。聴けばあの軽快なステップを思い起こすこと必至だ。
『パープル・レイン』 プリンス
「パープル・レイン」


アルバム『パープル・レイン』より

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プリンスは、'80年代に登場した天才の1人だ。ロックとファンクを見事に融合させ、独自のゴージャスな世界を築き上げた。ファンキーな作品が多い中、同名の映画のサントラとして発表された「パープル・レイン」は、もっともヘヴィなロック寄りのアルバム。そこからシングルカットされたタイトル曲も大ヒット。この切ないバラードで、ポップソングメーカーとしてもプリンスが超一流であることを証明した。
『シーズ・ソー・アンユージュアル』 シンディ・ローパー
「タイム・アフター・タイム」


アルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』より

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奇抜なメイクや派手な衣装をまとったシンディ・ローパーのデビューは、あまりに鮮烈だった。それゆえコミカルなアイドルとしての印象しか持っていなかったリスナーも多かったが、それを一変させたのがしっとりとしたこの曲だ。元気いっぱいなだけがとりえではない、実力派シンガーとしてのシンディがこの後世界に認められていくことになる。ジャズ界の大御所、マイルス・デイヴィスもカヴァーした名曲だ。
Mora試聴&購入ページへ ラヴァー・ボーイ
「それ行け!ウィークエンド」


「ゲット ラッキー」より

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カナダ産ハードロックバンドのラヴァー・ボーイは、「ターン・ミー・ルース」などディスコ系のヒットも多い。しかし持ち味がもっともよく現われているのは、なんといってもナンバーワン・ヒットとなったこの曲だ。ドライヴしまくるギターに明るいシンセサイザー、ハイトーン・ヴォーカルでぶっ飛ばすパワフルで軽快なロックンロールは、爽快そのもの。ドライブのBGMとしても最高にカッコいい。
『ドリーム・ポリス』 チープ・トリック
「ドリーム・ポリス」


アルバム『ドリーム・ポリス』より

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イケメン2人とひょうきんなオッサン2人のとり合わせで、'70年代後半から'80年代にかけてアイドル的人気を博したチープ・トリック。「サレンダー」や「甘い罠」、そしてこの曲はディスコでも人気が高かった。“'70年代のビートルズ”と呼ばれたように、明快なメロディと美しいハーモニーは、この曲でも存分に堪能できる。現在は「イケメン」の1人トム・ピーターソンが復帰、昨年は来日も果たすなどいまだ現役活動中だ。

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