──完全セルフ・プロデュースによるアルバムが、ついに完成しましたね!
ISSA:そうですね。前のアルバム(『THE
NEXT EXIT』)からリリックやコーラスなんかには参加してたんですけど、今回はすべて、ガッチリ自分たちで作ってるので。
SHINOBU:半年間くらいは、ずっとスタジオにいましたね。
ISSA:その中で試行錯誤を繰り返して、ようやく完成したって感じです。
──作り始める前は、どんなアルバムをイメージしてたんですか?
YUKINARI:最初にメンバー4人で話し合ったんですよ「どういうアルバムにするか?」ってことについて。その中で「最近流行ってるような音楽ではなくて、自分たちならではのパフォーマンスができたらいいね」って話になって。そこからですね、“和”のテイストを取り入れることを思い付いたのは。アルバムを聴いてもらえればわかると思うんですけど、いろんなことをやってるじゃないですか。ラテンもあればレゲエもあれば……。
──ハウス・ミュージックもオールド・スクールもあって。
YUKINARI:そうそう。でも、いろんな方向に飛びながらも、最終的には“日本”ってところに帰ってくるアルバムにしたかったんですよね。
KEN:和を取り入れながら、詞、メロディ、パフォーマンスがリンクしたらカッコイイと思うんですよ。少なくとも俺たちは、そういう方向性に魅力を感じてたので。
──1曲目の「亜流NOISE」から、和太鼓の音が効果的に使われてますよね。
YUKINARI:とにかく太鼓の音質が大事だったので、太鼓の音が入ったサンプリングCDをみんなで探しまくりました。

ISSA:そういうCDって、高いんですよ。普通のCDくらいかな?って思ってたら、1枚3万円くらいして。
KEN:びびったよね(笑)
YUKINARI:いまはサンプリングの“ネタ”がたくさん増えましたね、みんなのおかげで。まだ、ぜんぜん使いきれてないんですけど……。
KEN:そういえば、まだもらってないよね、CD代。
YUKINARI:ええっ? あれ、要らないって言ってなかった?
ISSA:請求書回したほうがいいよ、YUKINARIに(笑)。