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スティーヴィー・ベントン / Stevie Benton (b)
ジェイセン・モレノ / Jasen Moreno (vo)
マイク・ルース / Mike Luce (ds)
C.J.ピアス / C.J. Pierce (g)

1996年に、C.J.ピアス(g)、マイク・ルース(ds)、スティーヴィー・ベントン(b)によってテキサス州ダラスにて結成。バンド名であるDROWNING POOLとは、1975年に公開された同名のアメリカのスリラー映画『The Drowning Pool』から頂戴した。当初、3ピースのインスト・バンドとして活動していたが、1999年に初代シンガーのデイヴ・ウィリアムズが加入し、本格的な活動を開始。デモテープの製作や、SEVENDUST、HED P.E.、KITTIEなどのバンドとのツアーを経験し、Wind-up Recordsとの契約を獲得。2001年に、デビュー作「SINNER」をリリースし、その年の『Ozzfest』に出演。その勢いを受けて、同アルバムは全米だけで150万枚のセールスを記録した。収録曲の“Bodies”は、プロレス団体WWF(現WWE)の最大級のイベントのテーマソングとして使用されるとともに、団体のコンピレーション・アルバムにはアルバム未収録曲を提供し、所属の人気レスラー(当時)のトリプルHのテーマソングになった。また、「SINNER」からの3曲が、北米でも公開されたジャパニメーション映画『Dragon Ball Z: Cooler's Revenge(原題:ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強)』のサウンドトラックに収録されるなど、デビューしたてのバンドとして異例の活躍をみせた。

しかし、同年8月に、心臓の異常によりデイヴがツアーバスの中で急死するという悲劇がバンドを襲う。哀しみを乗り越え、2003年にバンドは新たにジェイソン・ジョーンズ(vo)を迎えて活動を再開し、2004年に2ndアルバム「DESENSITIZED」を発表。シングル曲の“Step Up”は、本国アメリカでは映画『The Punisher』のサウンドトラックに収録され、日本ではCSスポーツ・チャンネルGAORAのプロレス番組『ALL JAPAN B-Banquet』のテーマソングに選出されるなどした。

2005年にジェイソンが脱退。後任として元SOILのライアン・マーコムズ(vo)が加入する。2006年春に、バンドはWind-Upからの離脱。その年の秋には、ライアンを迎えての最初の曲“No More”を発表し、同曲を映画『SAW 3』のサウンドトラックに提供した。直後、Eleven Seven Musicへの移籍し、2007年8月に3rdアルバム「FULL CIRCLE」をリリースした。そのアルバムを携え、バンドはSALIVA、SICK PUPPIES、SEETHERと北米をツアー。2009年には、初のライヴ・アルバム「LOUDEST COMMON DENOMINATOR」を発表。

2010年、バンドは通算4作目「DROWNING POOL」をリリースし、Billboard TOP200の初登場35位に送り込んだ。バンド史上初めて前作と同じシンガーで制作したアルバムであったが、2011年11月にライアンがSOIL再結成に参加するため脱退。バンドはヴォーカリスト不在で新作の製作を始める。

2012年7月、THE SUICIDE HOOKのジェイセン・モレノ(vo)加入をアナウンスし、初代シンガーのデイヴ死去から10年が経った直後の8月14日、デイヴへ贈る曲“In Memory Of...”を発表した。そして2013年4月、5thアルバム「RESILIENCE」をリリース。同年10月から、デビュー作「SINNER」発売から13周年を祝うツアーを実施し、翌2014年には、その「SINNER」のUnlucky 13th Anniversary Editionをリリースした。

2015年10月、Eleven Seven MusicからeOne Musicへの移籍を発表。前作に引き続きジェイソン・モレノを含むラインナップでの2枚目となる通算6作目「HELLELUJAH」を、2016年2月にドロップ。