rei harakami

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テクノ～エレクトロニカを軸に、ロック～ジャズまで幅広い音楽性を持つ男性ソロアーティスト。その音世界は限りなく繊細かつ浮遊感に溢れる。’96年、テクノ界の重鎮レーベル、サブライムに届いた一本のデモ・テープがきっかけでFlare(Ken Ishiiの別名義)のリミックスを担当し、異例のデビューを飾る。その後、たて続きにイギリスのレーベルによる日本人アーティストを集めたコンピレーション『Pacific State』にDJ Krush、石野卓球、細野晴臣、竹村延和らと参加。

’97年、サブライムより1stシングル「Rei Harakami EP」をリリース。独自のエレクトリック・フュージョン最新版ともいえる音楽性により国内外で話題となり、ミックスマスター・モリスやイアン・オブライアンといったUKアーティストに絶賛。コールド・カットや竹村延和らのリミックスをこなし、一気に注目を浴びる。

’98年にデビュー・アルバム『UNREST』、’99年に2ndアルバム『opa*q』をリリース。これらの作品が欧米でも高い評価を集め、’99年夏にはドイツのワイマールジャズフェスティバルをはじめ、ヨーロッパ中のさまざまなフェスティバル、クラブでライヴを行ない、その存在を確実なものとした。

また、日本科学未来館プラネタリウムでの上映番組中の楽曲（「暗やみの色」として発表）やCM音楽、UA、くるり、GREAT3、イルリメなどのプロデュースやリミックスなども手掛ける。2007年には矢野顕子とレイ・ハラカミによるユニット「yanokami」としてもデビュー。2011年7月27日、脳出血のため急死した。40歳没。

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