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59歳で亡くなった偉大なシンガー、Dusty Springfieldは本名をMary O''Brienと言い、''61年に兄のフォークバンドSpringfieldsに参加した時に今の名前に変える。2年後にバンドを脱退、ソロとして“I Only Want To Be With You”“Wishin'' ANd Hopin''”“The Look Of Love”“You Don''t Have To Say You Love Me”等のヒットを飛ばし成功を収める。

''99年1月、英国でOBE(Officer of the Order of the British Empire)勲章を授かる。その2ヵ月後、そして彼女が亡くなった2週間後、ロックの殿堂入りを果たす。

''95年にSpringfieldとデュエットをレコーディングしたHall & OatesのDaryl Hallが彼女とのデュエットは素晴らしい経験だったと語っていた。「Dusty Springfieldは大好きなんだ。彼女は偉大なブルーアイド・ソウル歌手の1人だよ。もうスタンダードだよね。彼女自身も本当に素敵な女性だったよ」

Springfieldの一番のファンはおそらくElton Johnだろう。ロックの殿堂の式典でSpringfieldの代理を務めた。そしてその楽屋で彼が語ってくれた。「彼女の出すレコードはシングルも含め全て集めたよ。他のレコードとは別にして保管してたんだ。それぐらい彼女は特別なんだよ。彼女の初シングル“I Only Want To Be With You”はSpringfieldのフォークっぽい感じとはまったく違ってて、最高だったね。それから、もちろん“Son Of A Preacher Man”も」

Mercury RecordsはSpringfieldの殿堂入りを祝して、彼女の初期のアルバム『Stay Awhile-I Only Want To Be.../Dusty』(''64)『Dusty』(''64)『OoooooWeeee!』(''65)『You Don''t Have To Love Me』(''66)『The Look Of Love』(''67)の5タイトルを再発した。レコード店で入手可能な他のアルバムは、3枚組の『Anthology』(''97)『The Very Best Of Dusty Springfield』(''98)のベスト盤と『Dusty In Memphis [Remaster]』、コンピレーション『Dusty In London』の再発盤2タイトル。