ヲノ・サトル

東京学芸大学大学院で作曲、指揮法を学び、現代音楽作曲家として活動を開始。第11回神奈川芸術祭合唱曲作曲コンクール入賞、'88年度日本現代音楽協会作曲新人賞をはじめ、数多くの賞を受賞した。'93年に有馬純寿、前林明次と前衛ユニット"レクリプ"を結成、その後、ターンテーブルやサンプラーを用いるソロ・インプロヴァイザーとして、国内外を問わず様々な公演に出演する一方、巷の「ルパン三世」ブームの走りである<ルパンナイト>、<冒険王>などのクラブイベント主催も定期的に続ける。ポップスの分野では、プロデュース、作曲、編曲をはじめ様々な音楽制作や公演に参加。特に芸術ユニット"明和電機"には、音楽監督&鍵盤奏者「経理のヲノさん」として深く関わる。CM「キリン一番搾り」や「アメリカ横断ウルトラクイズ」などの音楽制作にも携わるほか、エッセイや批評の執筆でも知られ、'02年からは多摩美術大学の講師(映像論、音楽メディア論等)として教壇に立つなど、音楽以外のフィールドでも積極的に活動を展開。'03年には自身のレーベル"monophonik records"を立ち上げ、ソロアルバム『エル・ニーニョ』をリリースするなど、活動の幅をさらに広げ続けている。