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 Jonny Langは運転免許を取得できる年齢に達する以前に全米で成功したブルースギタリスト。ゴールドディスクとなった『Lie To Me』は16歳の誕生日の前日にリリースされている。Kenny Wayne ShepherdやChris Duarte同様、新世代の若き天才であり、ブルースにおける若いファン層を誕生させている。

 ノースダコタ州ファーゴ生まれのJon Langsethにとって、ブルースに最も近い音楽はスローポルカだった。12歳の時、地元バンドBad Medecineのコンサートを見て、リードギタリストTed Larsenに夢中になる。LarsenはLangに目をかけて、ギターの手ほどきをしてやった。その後ミネアポリスへ引越したLangは、自分がリーダーとなってバンド(Jonny Lang & the Big Bang)を結成し、地元で大きな注目を浴びる。
 ミネアポリスで出したアルバム『Smokin』が25000枚売れ、たちまちA&Mのオファーでアルバム4枚を契約。1stアルバム『Lie To Me』のタイトルトラックがスマッシュヒットとなり、Langは早々に名声を得る。デビュー以来、すでにAerosmith
Blues TravelersB.B. Kingのオープニングを務めているほどだ。

 『Lie To Me』でLangは素晴らしいテクニックを披露している。感情の深まりが足りないという声もあるかもしれないが、まあ長い目で見てやってくれ。なにしろ15歳のレコーディングなのだ。それにギターもさることながら、10代の細い体から出るあの渋いヴォーカルがすごい。“Hit The Ground Running”“Matchbox”で聴かせるヴォーカルは、すでにJoe Walsh
Joe Cockerの域に達している。
 とはいえこのアルバムには、ありふれた“Rack ''Em Up”など付け足しのような曲も多かった。2ndアルバム『Wander This World』は短くカットしたヘアスタイルが目を引く。このアルバムで、18歳の誕生日が間近なLangに、より大人っぽいイメージが生まれるかもしれない。