【インタビュー】HAPPY CREATORS、初フルアルバム&2ndシングル連続リリース「“幸せになったな”って思っていただけるステージを届けたい」

2025.08.04 19:00

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「世界中にハッピーをお届けする」をコンセプトに結成した7人組のアイドルグループ、HAPPY CREATORS(通称:ハピクリ)が、7月15日にグループ初となるフルアルバム『make happy』、7月29日には2ndシングル「じゃじゃじゃじゃーん!!」を連続リリースする。

◆撮りおろし写真

これらの作品をひっさげて夏の全国ツアー<HAPPY CREATORS 夏の全国ツアー2025 〜ハッピーサマーバケーション!〜>で全国にハッピーをお届けしていくハピクリは8月9日、国営ひたち海浜公園で開催する<LuckyFes’25>のステージにも初登場。

正統派アイドルグループのなかでも、いま急激に注目を集めているハピクリのメンバー全員にアルバム、最新シングルについて話を聞いた。BARKSだけのキラキラ撮りおろし写真にも注目。

   ◆   ◆   ◆

──アルバムタイトル『make happy』にはどんな意味が込められているのでしょうか。

七瀬こあ:ジャケットにはお菓子がたくさん描かれてるんですが、お菓子。スイーツって、食べると誰もが幸せな気持ちになるじゃないですか。アルバムにはいろんな曲が収録されているので、様々な種類の曲を聴いてスイーツのように味わってもらえたら、誰もが幸せな気持ちになれる。そんな意味を込めてこのようなタイトルになりました。

──アルバムにはシングル曲を始め、初の全国ツアー<HAPPY CREATORS全国ツアー2025 -Magical Adventure♡->のファイナル公演で披露した曲も収録。全12曲、明るいキラキラのとろけるような甘いスイーツだけではなく、10曲目の「Life is Olympic」以降はハピクリの新しい一面を次々と見せていくように、ちょっとほろ苦なスイーツも収録されていて、正直驚きましたね。

全員:ありがとうございます♡

──では、ここからはみなさんに自分の推し曲、なぜその曲が推しなのかという理由を含めて教えてもらえますか?

橘あや:はい。じゃあ私から。私は「Life is Olympic」です。前回のツアーの東京公演で初披露した新曲なんですけど、ハピクリといったら明るくてポップというイメージが定着しつつあるなかで、このような強いメッセージ性のある曲を、私たちがあまり笑顔も見せず、ファンの方々ひとり一人の目をまっすぐに見ながら歌ったので、みなさん驚いてました。この曲は人生をオリンピックに例えていて、各々自分の人生の主人公として戦っていくなか、仲間と支え合っていくことの重要性を歌った楽曲で、ハピクリの新しい一面を感じられる楽曲だと思います。ハピクリの活動は、みなさんをハッピーにしたいという前向きなコンセプトがあるんですけど。だけど、生きていれば楽しいことばかりではないじゃないですか。

──ええ。生きていればいろいろあるのが。

あや:人生ですよね。だからこそ、みんなを幸せにしたいという思いは変わらず、みんなと一緒にお互い支えながら生きていきたいというメッセージを、この曲の歌詞を読みながらみなさんに受け取っていただけたらなと思ってます。

小鈴かれん:私が推したい曲は「WORRY DESTRUCTION」という曲です。ロックに振り切ったハピクリナンバーですね。

──前回のツアーファイナルでこの曲を披露するとき、煽りで叫んでいたメンバーがいましたね。

七瀬こあ:はい! カッコつけちゃいました(笑)。

あや:ちょっと断線してしまうんですが、こあは心のなかにロックなところがあるので、あそこはこあに叫んでもらいたかったんです。

こあ:高校生の頃にロックバンドのボーカルをやってたので、ロックが好きなんですよ。

──では、かれんさんが考えるこの曲の推しポイントは?

かれん:いままでのハピクリの楽曲はわかりやすく言えば”明るくポップでキャッチーな、ハッピーな楽曲“中心だったのですが、この曲はそれとは違う方向で、みんなの悩みや心配事、心のモヤモヤは私たちがぶち壊す!という曲なんです。この曲が生まれた背景には、私が生誕祭をやったとき、カッコいい系の曲を1曲カバーしたんですけど。それを見たプロデューサーさんが「こういった方向からのコンセプトの追求もしてみたい」ってことで、この曲が生まれたんです。

──ちなみに、そのときカバーした曲は?

かれん:iLifeさんの「#ラブコード」という曲です。

──あぁ~。カッコいい系の曲だ!

かれん:それで、あの「#ラブコード」を作った匿名ゲルマさんにわざわざ作詞作曲をお願いして作って頂いたんです。

──すごい! 

かれん:ですよね! ファンの方にもこの曲はすごく好評で、ライブではラスサビに入るとみんながフロアで跳ぶぐらい盛り上がる曲になってます。この曲、歌い出しは自分なんですけど。歌い始めるときは、雰囲気を変えることを意識して一番カッコつけて歌ってます(笑)。

──ライブではそこにも注目ですね。では次は?

松本せりな:ハイ! 私は「はっぴー大作戦」です。ハピクリの元気いっぱいな部分が強く出ている曲なので、ライブのセトリでも序盤に入れることが多くて。“ハピクリ参上”、という位置づけの曲なんです。歌詞のなかで好きなところは《レッツゴーで飛び出したらもう戻れないってくらいはっぴーにさせるね》というところ。私たちのハッピーを追い求めているというコンセプトが強く出ている歌詞なので、そこがすごく私はハピクリを感じられて好きなんです。

──まさに、ハピクリのコンセプトソングですね。

夏目りこ:私が一番好きな曲は「はっぴー7」です。

──ハピクリの自己紹介ソングですね。

りこ:そうです! 私たち、ずっと自己紹介ソングに憧れてたんですよ。「いつか自己紹介ソングが歌いたいよね」ってみんなで話してたら、「はっぴー7」ができたんです。この曲はメンバーひとり一人のことを歌ってるので、これを聴けば「この子はこういうキャラなんだ」という人間性が分かると思います!

──メンバーが歌詞を書いた訳ではないのに、各々のキャラ、その特徴をしっかりとらえた歌詞になっていましたね。

こあ:じつはそこには秘密があって。メンバー全員に「この子といえばなに?」というアンケートが回ってきまして。メンバーが勝手に考えた各々のキャッチフレーズを、この曲の作詞・作曲をしてくださった谷のばら(ヤマモトショウの弟子)さんがいい感じにまとめてくれたんです。

──じゃあ歌詞の中にはメンバーが考えたフレーズが。

全員:超入ってます!!

こあ:だから、メンバーみんな思ってることは同じなんだなって思いましたね。

りこ:そうそう。だから、メンバーが実際に思ってることを、歌を通してファンの人たちに伝えられるのがなによりも嬉しいんですよ。歌詞のなかにはその子の自己紹介が終わったら、最後にその子の名前を呼ぶパートがあるんですけど。ファンのみんなにとっては、ライブで私たちと一緒に名前をコールして楽しめるし、初めて私たちを観に来た人にとっては「この子が○○ちゃんなんだ」というのが分かる。そういう曲になってます。ハピクリのハッピーさ全開の曲なので、みなさんにもたくさん聴いて欲しいです。

あや:りこ、普段でも歌ってるもんね?

りこ:歌ってる(笑)。お気に入りなんだよね。

──では次。

逢川あい:私の推し曲は「ライムライト」です。私、大好きなんです。この曲は止まらない時間のなかで、いまという一瞬の輝きを大切にしようという曲で、私たちとファンのみなさんとの関係性にも重ねられる歌詞なんです。歌詞もメロディーも繊細で、聴いてると心が打たれる。そこが大好きです。この曲は初の全国ツアーのファイナルで披露した楽曲なので、あのステージから見た景色を感じられる曲としても心に残っていて。私の歌割りパートには《この瞬間を照らす一瞬のライムライト》とタイトルが歌い込まれてるんですけど、1番も2番もそこはすごく大切に歌ってます。

こあ:ファイナル公演で披露したときは、歌いながら泣いちゃうぐらい私たちも歌っててこみあげるものがあったんですよ。

あい:そうそう。いつかは人生って終わるじゃないですか。アイドル人生も。

──だからこそ、いまこの一瞬を大切にしようと。

あい:そういう歌だからグッとくるんですよね。

──ファンの方もたまらないと思います。

楠森しゅり:私は「フレッフレってね」が推し曲です。この曲はデビュー時からずっとやってきた曲なので、ハピクリを代表する曲の1つだと思ってます。元気がないときとか、落ち込んでいるとき、パワーが欲しいときに聴いてもらいたいなと思ってます。私もデビュー前とか、結構落ち込んだりしてるときがあったんですけど、この曲を聴いて励まされて「頑張ろう!」っていつも前向きになれていたので、今回改めて歌詞を読み返してデビュー前の頃の自分をすごく思い出しました。落ち込んだり悩んだりしたときは、ぜひこの曲を聴いて元気を出して欲しいです。私にとってすごく大切な曲です。

──それでは最後にこあさんどうぞ。

こあ:はい。私は「ナチュラブ」という楽曲です。この曲は他にはないテイストの楽曲で、曲としては日常のなかの小さな出来事や当たり前だと思っていること、そんな些細なことから幸せを実感するような曲ですね。ライブで披露すると、ファンの方は自分の日常と照らし合わせて聴いて下さってるのが伝わってくる気がします。ハッピーで元気な曲やポップな楽曲、カッコいい楽曲があるなかで、この「ナチュラブ」がくると、それこそ普段のナチュラルなテンションに落ち着ける。そこが、私の押しポイントです。

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