ニュース・最新情報
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【ライブレポート】イエス、55年の歴史を凝縮した究極のセット・リスト
「『危機』の曲は以前から何度も演奏しているから、今回は新鮮で斬新なアプローチが必要だった。
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イエス、鉄壁のセットリストを携えて2年ぶりの来日公演決定
2年ぶりとなるイエスの来日公演が発表された。
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イエス、1971年に発表した『サード・アルバム』豪華ボックスセット発売
イエスが、4CD+Blu-ray+1LP仕様の豪華ボックスセット『サード・アルバム【スーパー・デラックス・エディション】』を、11月24日に発売すると発表した。
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スティーヴ・ハウ、イエスのクラシック・ラインナップでの再結成「1991年のことがあるから…」
Photo by Gottlieb Bros.イエスのクラシック・ラインナップによる再結成を望んでいるファンは多いだろうが、スティーヴ・ハウ(G)は、1991年に行ったツアーでの体験を踏まえると気が進まないそうだ。
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ジョン・アンダーソン、夢の中でクリス・スクワイアと再会
ジョン・アンダーソンは、イエス時代のバンド・メイト、クリス・スクワイアが亡くなった後、彼が現れる美しい夢を見たという。
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イエス、ニュー・アルバム『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』発売
Photo by Gottlieb Bros.イエスのニュー・アルバム『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』が5月19日にリリースされる。
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イエス、ドラマーのジェイ・シェレンが正式に加入
イエスは、故アラン・ホワイトの代理を務めてきたジェイ・シェレン(Dr)がバンドに正式に加入したことを発表した。
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イエス、2023年に『リレイヤー』ツアーを開催
現在、1972年に発表した5枚目のスタジオ・アルバム『Close To The Edge』(邦題:危機)の50周年記念ツアーを開催中のイエスが、2023年に7枚目のスタジオ・アルバム『Relayer』を全プレイするツアーを行うことを告知した。
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イエス、『危機』50周年を記念した日本ツアーが開幕
イエスの来日公演<イエス『危機』50周年記念ジャパンツアー>が9月5日、東京・Bunkamura オーチャードホールで初日を迎えた。
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イエス、来日ツアーの追加公演決定
イエスが9月に行う<イエス『危機』50周年記念ジャパンツアー>の追加公演が決定した。
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プロフィール・バイオグラフィ・リンク
プログレッシヴロックの真髄というべきイギリスのバンドYesは、程度の越え方も栄光も桁外れだった。1つのバンドが抱え込むには過剰な演奏技術とアイデアを持ち、メンバーチェンジを何度も繰り返しながら、彼らがたどってきた20年の経歴の中には、もちろん感心しないアルバムもある。しかし全盛期(''70年の『The Yes Album』から''77年の『Going For The One』まで)のYesは、絶え間なく神の啓示を受けているかのようだった。
プログレッシヴロックの正当性を証するには、『Close To The Edge』(''72年)の片面全部を占めるタイトル曲を聞くだけでいい。無我の境地で繰り広げられる演奏と壮大なメロディーにかけて、これをしのぐものはまずない。
ただのポップグループとして出発したYesは、いつしか限りなく大がかりなサウンドを追い求めるようになった。最初の2枚のアルバムにはR&Bの影響も見られる。これはギターのPeter BanksとキーボードのTony Kayeのベーシックなスタイルに負うものだったが、この2人は早い時期に脱退する。
初期の彼らを特徴づけていたのは、シンガーJon Andersonの繊細で女性的な声と、ジャズの影響を受けたリズムセクション(ベースのChris SquireとドラムスのBill Bruford。''72年にはドラマーがロック色の強いAlan Whiteに代わる)だった。ギタリストのSteve Howeとキーボード奏者Rick Wakemanの加入により、念願のロックシンフォニー的手法をとることが可能になると、Yesは思いのままに突き進む。その意欲が頂点に達したのが、''73年の『Tales From Topographic Oceans』だった。歌詞の密な4曲で構成されたダブルアルバムで、Wakemanでさえやりすぎだと感じた(彼はこの後バンドを離れ、ソロアルバムの制作にあたる。後任はPatrick Moraz)ほどだが、それが功を奏した部分も少なくない。
1年後、Wakemanとよりを戻したYesは、余計なものを削ぎ落として基本に立ち返り、最後の名作『Going For The One』を''77年にリリース。以後はラインナップが固定せず、無理もないことだが長年の活動で息切れして、かつての成功からはすっかり遠ざかっている。
AndersonとWakemanが''79年に脱退すると、代わってBugglesの2人がバンドに参加するが、このメンバーで作ったアルバム『Drama』は大失敗に終わり、Yesは活動を休止。''83年にはAnderson、Kaye、Squire、Whiteが、ギタリストでシンガーのTrevor Rabinを迎えてニューラインナップを組む。
当初はメインストリーム受けするRabinの手腕に救われ、''83年の『90125』は音楽面もセールスもまずまずのアルバムになった。しかし往年のスケールの大きさは影をひそめ、すべてが規格内に収まっているという感を否めず、Yesのサウンドは平凡なものになってしまった。
反旗をひるがえしたAndersonは本家に対抗するべく、他の元メンバーを誘って、その名もAnderson, Wakeman, Bruford, Howe(AWBH)というグループを結成するが、オーヴァープロデュースとマテリアルの不出来がたたって、この試みも失敗。さらに彼らは、AWBHの未完成デモと、Rabinの未発表曲を合わせた代物を、Yesのアルバム『Union』としてリリースし、これに乗じて8人編成のラインナップでリユニオンツアーを行う。ここに至っては、Yesも落ちるところまで落ちたと思わせた。
そんな彼らがかろうじてカムバックを果たしたのが、『Topographic Oceans』時のメンバーが再結集した''96年の『Keys To Ascension』だ。埋もれていた過去のライヴに、予想外に充実したスタジオ録音の新曲(合計30分におよぶ2曲で、久々の大作)を足したアルバムだった。すでにレコーディングを完了していた次のスタジオ盤は、一段といい内容になったという話だが、''97年にまたもやWakemanが抜けたため、結局発表されずじまいだった。もっとも、浮き沈みには慣れっこになっている筋金入りのYesファンなら、こんなことくらいではびくともしないに違いない。
プログレッシヴロックの正当性を証するには、『Close To The Edge』(''72年)の片面全部を占めるタイトル曲を聞くだけでいい。無我の境地で繰り広げられる演奏と壮大なメロディーにかけて、これをしのぐものはまずない。
ただのポップグループとして出発したYesは、いつしか限りなく大がかりなサウンドを追い求めるようになった。最初の2枚のアルバムにはR&Bの影響も見られる。これはギターのPeter BanksとキーボードのTony Kayeのベーシックなスタイルに負うものだったが、この2人は早い時期に脱退する。
初期の彼らを特徴づけていたのは、シンガーJon Andersonの繊細で女性的な声と、ジャズの影響を受けたリズムセクション(ベースのChris SquireとドラムスのBill Bruford。''72年にはドラマーがロック色の強いAlan Whiteに代わる)だった。ギタリストのSteve Howeとキーボード奏者Rick Wakemanの加入により、念願のロックシンフォニー的手法をとることが可能になると、Yesは思いのままに突き進む。その意欲が頂点に達したのが、''73年の『Tales From Topographic Oceans』だった。歌詞の密な4曲で構成されたダブルアルバムで、Wakemanでさえやりすぎだと感じた(彼はこの後バンドを離れ、ソロアルバムの制作にあたる。後任はPatrick Moraz)ほどだが、それが功を奏した部分も少なくない。
1年後、Wakemanとよりを戻したYesは、余計なものを削ぎ落として基本に立ち返り、最後の名作『Going For The One』を''77年にリリース。以後はラインナップが固定せず、無理もないことだが長年の活動で息切れして、かつての成功からはすっかり遠ざかっている。
AndersonとWakemanが''79年に脱退すると、代わってBugglesの2人がバンドに参加するが、このメンバーで作ったアルバム『Drama』は大失敗に終わり、Yesは活動を休止。''83年にはAnderson、Kaye、Squire、Whiteが、ギタリストでシンガーのTrevor Rabinを迎えてニューラインナップを組む。
当初はメインストリーム受けするRabinの手腕に救われ、''83年の『90125』は音楽面もセールスもまずまずのアルバムになった。しかし往年のスケールの大きさは影をひそめ、すべてが規格内に収まっているという感を否めず、Yesのサウンドは平凡なものになってしまった。
反旗をひるがえしたAndersonは本家に対抗するべく、他の元メンバーを誘って、その名もAnderson, Wakeman, Bruford, Howe(AWBH)というグループを結成するが、オーヴァープロデュースとマテリアルの不出来がたたって、この試みも失敗。さらに彼らは、AWBHの未完成デモと、Rabinの未発表曲を合わせた代物を、Yesのアルバム『Union』としてリリースし、これに乗じて8人編成のラインナップでリユニオンツアーを行う。ここに至っては、Yesも落ちるところまで落ちたと思わせた。
そんな彼らがかろうじてカムバックを果たしたのが、『Topographic Oceans』時のメンバーが再結集した''96年の『Keys To Ascension』だ。埋もれていた過去のライヴに、予想外に充実したスタジオ録音の新曲(合計30分におよぶ2曲で、久々の大作)を足したアルバムだった。すでにレコーディングを完了していた次のスタジオ盤は、一段といい内容になったという話だが、''97年にまたもやWakemanが抜けたため、結局発表されずじまいだった。もっとも、浮き沈みには慣れっこになっている筋金入りのYesファンなら、こんなことくらいではびくともしないに違いない。
ライブ・コンサート・チケット
- 受付終了
YES
公演日
2019年2月22日(金)会場
東京都: TOKYO DOME CITY HALL
- 受付終了
YES
公演日
2019年2月20日(水)会場
兵庫県: あましんアルカイックホール
- 受付終了
YES
公演日
2019年2月19日(火)会場
愛知県: Zepp Nagoya
- 受付終了
YES
公演日
2016年11月25日(金)会場
愛知県: Zepp Nagoya
- 受付終了
YES
公演日
2016年11月24日(木)会場
大阪府: オリックス劇場
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