リンプ・ビズキットの公演で爆弾騒ぎ

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今週初めにポーランドで行われたリンプ・ビズキットのコンサートで爆弾騒ぎがあったと3月24日付のThe Starなどが伝えている。公演当日、コンサート会場に爆弾を仕掛けたと警察署に匿名の電話があり、警察は会場に集まった4,500人余りの観衆を避難させた。主催者側からはパニックを避けるため、バンド・メンバーの一人が急病でプレイできなくなったと告げられた。バンドは暴動を恐れていたが、スペイン列車テロの件もあってファンの安全を第一に考え、開始数分前に公演中止を決定した。

フレッド・ダースト(Vo)はバンドの公式サイトで次のように語っている。

「ポーランドのカトヴィツェでとんでもない爆弾騒動があった。開始5分前だ。警察のチーフがプロモーターと一緒に楽屋に来て、警察署に匿名の電話があった、1時間以内に会場から避難するように、と言われた。……本当かどうかは分からなかったが、俺は避難を決めた。オーディエンスにも事態を告げた。警察とプロモーターは暴動が起きるのではと心配していた。彼らは100%暴動になると疑わなかった。でも、実際は全く違った。ポーランドのファンはこうした状況下でとてもクールだった。彼らは警察当局に敬意を払っていた」。ダーストは最後にこう付け加えている。「俺たちの地球は一体どうなってるんだ? 社会は? 心は? 生きるのは素晴らしいことだ。できるなら、良いことに心を向けてくれ。少なくとも考える命はあるはずだ。考えてくれ。再びロードに……」

警察は全員を避難させた後、会場を捜査したが、不審物は何も見つからなかった。この騒ぎでケガ人などは出ていない。

リンプ・ビズキットは現在、ヨーロッパツアー中。また、来月には南アフリカを訪問する予定。

T.Kimura
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