エアロスミス&キッス、ジョイントツアー初日ライヴ・レポート【パート3】
Aerosmithは「Walk This Way」「Love In An Elevator」「Dream On」「Sweet Emotion」といったヒット曲を盛り込んだセットを披露。また、休憩を入れずにクルーにステージアンプを回転させ、こじんまりとしたクラブのバンドスタンドに似た効果をクリエイトした。Tylerが「ブルースの時間だ。ちょっとしたブルースを披露しよう。Joe、準備はいい?」と切り出すと、バンドはLittle Walterの「Temperature」、Aretha Franklinの「I Never Loved A Man (The Way I Love You)」(セットリストでは「I Never Loved Another Girl Like The Way I Loved You」)、ブルースのスタンダード「Baby Please Don't Go」の3曲をプレイ。ブルースのステージではいくつかのネオンサインが飾られ、中には来年1月にリリースされるブルース・アルバムのタイトルになりそうな“Honkin' On Bobo”というものもあった。予想されてはいたが、このブルースタイムにトイレに行ったり、売店へ走った観客が大勢いた。
不可解にも、このAerosmithのショウでは正式なアンコールがなかった。「Back In The Saddle」の演奏が終わると、Perryが自分の腕時計を見て、観衆に「もう1曲ほしい?」と尋ねた。そこで温かい拍手が湧くと、今度は「2曲でどう?」とPerry。するとオーディエンスから大きな歓声が上がった。次にPerryが「余裕はあると思う」と言い、バンドはラストナンバーとなる「I Don't Want To Miss A Thing」と「Sweet Emotion」の2曲をプレイした。
Kissのステージではちょっとしたミスがあったが、Aerosmithのセットは万全で、サウンド・ミックスが向上して各メンバーのパートがクリアに聞こえた。
Aerosmithは音楽に集中したステージを展開したが、「Back In The Saddle」と「Sweet Emotion」の2曲で紙吹雪の嵐を起こすという、Kissをダイレクトに手本にしたシーンも見られた。
コンサートを見たファンの大部分は、AerosmithのKO勝ち、と言うかもしれないが、Kissは不調な夜でさえも、ほかのバンドが夢見るような、すばらしいショウを披露している。とは言うものの、会場の雰囲気をくみ取ると、初日の軍配は、やはりAerosmithに上がったようだ。
Kiss&Aerosmithの次のコンサートは8月4日(月)、ニューヨーク州ワントーのTommy Hilfiger At Jones Beach Theatre。現在のところ、ツアーは10月18日まで日程が組まれているが、追加公演が見込まれており、ロードは今年末まで続けられる見込み。また、来年にまで延ばすことも検討されている。そうなった場合、米国外での公演も期待できそうだ。
Kiss セットリスト:
「Detroit Rock City」
「Deuce」
「Shout It Out Loud」
「King Of The Night Time World」
「Do You Love Me」
「Let Me Go, Rock 'N Roll」
「Firehouse」
「I Love It Loud」
「I Want You」
「God Of Thunder」
「100,000 Years」
「Black Diamond」
アンコール
「Beth」
「Rock And Roll All Nite」
Aerosmith セットリスト:
「Let The Music Do The Talking」
「Walk This Way」
「Love In An Elevator」
「Jaded」
「Rag Doll」
「Cryin'」
「What It Takes」
「Temperature」
「I Never Loved Another Girl Like The Way I Loved You」
「Baby Please Don't Go」
「Dream On」
「The Other Side」
「Back In The Saddle」
「I Don't Want To Miss A Thing」
「Sweet Emotion」
(C)LAUNCH.com
ライヴ・レポート1/3
ライヴ・レポート2/3
ライヴ・レポート3/3
不可解にも、このAerosmithのショウでは正式なアンコールがなかった。「Back In The Saddle」の演奏が終わると、Perryが自分の腕時計を見て、観衆に「もう1曲ほしい?」と尋ねた。そこで温かい拍手が湧くと、今度は「2曲でどう?」とPerry。するとオーディエンスから大きな歓声が上がった。次にPerryが「余裕はあると思う」と言い、バンドはラストナンバーとなる「I Don't Want To Miss A Thing」と「Sweet Emotion」の2曲をプレイした。
Kissのステージではちょっとしたミスがあったが、Aerosmithのセットは万全で、サウンド・ミックスが向上して各メンバーのパートがクリアに聞こえた。
Aerosmithは音楽に集中したステージを展開したが、「Back In The Saddle」と「Sweet Emotion」の2曲で紙吹雪の嵐を起こすという、Kissをダイレクトに手本にしたシーンも見られた。
コンサートを見たファンの大部分は、AerosmithのKO勝ち、と言うかもしれないが、Kissは不調な夜でさえも、ほかのバンドが夢見るような、すばらしいショウを披露している。とは言うものの、会場の雰囲気をくみ取ると、初日の軍配は、やはりAerosmithに上がったようだ。
Kiss&Aerosmithの次のコンサートは8月4日(月)、ニューヨーク州ワントーのTommy Hilfiger At Jones Beach Theatre。現在のところ、ツアーは10月18日まで日程が組まれているが、追加公演が見込まれており、ロードは今年末まで続けられる見込み。また、来年にまで延ばすことも検討されている。そうなった場合、米国外での公演も期待できそうだ。
Kiss セットリスト:
「Detroit Rock City」
「Deuce」
「Shout It Out Loud」
「King Of The Night Time World」
「Do You Love Me」
「Let Me Go, Rock 'N Roll」
「Firehouse」
「I Love It Loud」
「I Want You」
「God Of Thunder」
「100,000 Years」
「Black Diamond」
アンコール
「Beth」
「Rock And Roll All Nite」
Aerosmith セットリスト:
「Let The Music Do The Talking」
「Walk This Way」
「Love In An Elevator」
「Jaded」
「Rag Doll」
「Cryin'」
「What It Takes」
「Temperature」
「I Never Loved Another Girl Like The Way I Loved You」
「Baby Please Don't Go」
「Dream On」
「The Other Side」
「Back In The Saddle」
「I Don't Want To Miss A Thing」
「Sweet Emotion」
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