エアロスミス、ツアー活動から引退。フェアウェル・ツアーは中止に

Photo by Zack Whitford
9月にフェアウェル・ツアー<Peace Out: The Farewell Tour>を再開予定だったエアロスミスが、8月2日、ツアー活動からの引退を表明した。ヴォーカリストのスティーヴン・タイラーの声が完治するのは不可能だと判明したという。
バンドは、「1970年、インスピレーションの火花がエアロスミスとなった。君たち、俺らのブルー・アーミーのおかげで、その火花は炎となり、50年以上に渡り燃え続けてきた。君らの中には、その始まりから俺らとずっと一緒だった人たちもいる。そして、君ら全員のおかげで、俺らはロックンロールの歴史に足跡を残すことができた」と始まる声明を出し、「みんなが知っているとおり、スティーヴンの声は他にはないインストゥルメントだ。彼はこの数ヶ月、声が損傷する前の状態に戻るよう、辛抱強く取り組んできた。最高の医療チームが付いているものの、俺らは彼が悪戦苦闘しているのを目にしてきた。悲しいことに、彼の声の損傷が完治するのが不可能なのは明らかだ。俺らは、ブラザーたちのバンドとして、非常に辛く、困難ではあるが、必要な決断を下した。ツアーステージから引退する」と、発表した。
クルーやスタッフ、そして「この世界で最高のファンたち」へ感謝の言葉を述べている。
エアロスミスは、昨年9月2日に<Peace Out: The Farewell Tour>を北米で開幕したが、3公演を終えたところで、スティーヴン・タイラーが声帯を痛めたことから中断。今年4月、9月に再開すると告知していた。
It was 1970 when a spark of inspiration became Aerosmith. Thanks to you, our Blue Army, that spark caught flame and has been burning for over five decades. Some of you have been with us since the beginning and all of you are the reason we made rock ‘n’ roll history.
It has been… pic.twitter.com/og43Q8Lwbt
— Aerosmith (@Aerosmith) August 2, 2024
Ako Suzuki