エアロスミス&キッス、ジョイントツアー初日ライヴ・レポート【パート2】

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ライヴは楽しかったが、闘い続ける偉大なファイターの姿を見ている気がした……。彼らの動きは確かに健在だった。しかし、いつもほど機敏ではなく、いつノックアウトされてもおかしくない状態だった。

Simmonsはツアーがスタートする前に、成功の自信はある、とLAUNCHに語っていた。ウェイトコントロールのアシスタントとしてこのツアーをプロモートしている彼は、次のように話している。
「KissとAerosmithのツアーは、今年最大のものとなるだろう……。誰もがあっと驚く物凄いツアーになる。ステージから1,000ヤード以内にいる女の子は、どんな太った子でも、5ポンドは落ちるだろうね」

AerosmithのJoe Perry(G)はそこまで言わないまでも、ツアーでは真のエンターテイメントを披露すると語っている。
「できるだけ賑やかにしたいんだ。とてもおもしろいツアーになるよ」

Kissのパフォーマンスが終了してステージチェンジのため短い休憩をとった後、ロードクルーがステージの幕を開けると、バンドは勢いよく「Let The Music Do The Talking」を放ち、およそデリケートとはほど遠いAerosmithのステージがスタートした。Steven TylerとJoe Perryは、端にいるオーディエンスにも楽しんでもらえるようにスロープをうまく使い、Tom Hamilton(B)といっしょにライヴ中ずっとステージとスロープの間を移動していた。

Kissとは反対に、Aerosmithのステージはシンプルで、音楽に焦点を絞っていた。Tylerは曲に集中するため、16曲を演奏する間、KissのStanley同様にMCにはあまり多くの時間を割かなかった。

ライヴ・レポート1/3
ライヴ・レポート2/3
ライヴ・レポート3/3
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