KISS、自身のレーベルを立ち上げ、メルボルン交響楽団との共演をリリース

Kissは、アルバム『The Kiss Symphony: Alive IV』（７月22日発売予定）のリリースを自らの手で行うことした。アルバムは、Sancturay Recordsを通じKiss Recordsから発売される。Kissがレコード・レーベルに着手するのはこれが初めて。『The Kiss Symphony: Kiss Alive IV』は、２月28日にオーストラリア、メルボーンのテルスター・ドームで、60人編成のメルボルン交響楽団と共に録音されている。

声明文の中で、シンガー/ギターリストのPaul Stanleyはこのように話している。「Kissと交響楽団で、みんなをブラック・タイとブラック・レザーという神聖さのない結婚の立会い人になるよう、誠意を込めて招待する」シンガー/べーシストのGene Simmonはこう付け加える。「Kissとメルボルン交響楽団……、かつてあれほどKissのメーキャップが似あう大人たちが揃うことはなかった」

実はこの作品は２つ目の『Alive IV』となる。Kissは、ミレニアムの大晦日にブリティッシュコロンビア州、バンクーバーで行われたコンサートを録音しており、これをバンドの＜Farewell＞ツアーに合わせ2000年の初めにリリースする予定だった。しかしPaul Stanleyは、音楽業界の政治的駆け引きでオリジナルの『Alive IV』のリリースを見合わせることになったと話している。「面倒な手続きや、お役所仕事がいっぱいある。ロックンロールを堕落させるようなことがいっぱいあるんだよ、残念ながら」

Kissは、８月２日にコネチカット州のハートフォードでAerosmithやSalivaとのツアーをスタートする。

Kissはこれを＜Farewell＞ツアーと呼ぶことを正式に止めている。

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