ジャム・マスター・ジェイの遺族に各方面から支援の手

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殺害された人気ヒップホップDJ、Jam Master Jay(Jason Mizell)の家族が新しく結成された団体から金銭的支援を受けることになった。団体の構成メンバーはRun-D.M.C.のメンバー、ニューヨーク市長のMichael Bloomberg、ニューヨーク市警察署、Russell Simmons、Jay-ZAerosmithKid RockJa RuleAshanti、Irv Gotti、Island Def Jamのトップ・エグゼクティヴLyor CohenとKevi Lilesほか。

この団体はMizellの住宅ローンと彼の子供3人の教育費を払い、さらに犯人逮捕および有罪判決のための報奨金基金に5万ドルを寄付する予定。彼らは11月6日(水)に記者会見を開き、活動の目的と計画を討議する。会見の場所と時間はまだ発表されていない。

「幅広い基盤を持つこの団体は、Jayの家族に速やかに金銭的支援を提供するために結成された」とSimmonsは声明の中で述べている。「Jayが殺害され、我々の多くは親愛なる友人とインスピレーションを失った。この団体の仕事は、彼の家族がこの悲劇を乗り越えていくために必要な支援を得られるようにすることだ」

'99年に行なわれたLAUNCHとのインタヴューでMizellは、Run-D.M.C.の人気が広まったのは'84年のセルフタイトル・デビュー作('84年)の「It's Like That」や「Sucker M.C.s」といった、初期シングルにまで遡ると話していた。

「俺が感じているのは、俺たちの人生はいつも分裂しているってこと。“Sucker M.C.s”と“It's Like That”を作った日から、南部と西海岸では“It's Like That”がよくプレイされていた。コネティカットとか、ボストン、ヴァージニアの東海岸では“Sucker M.C.s”がかかってた。東では“It's Like That”もヒットしたんだけど、“Sucker M.C.s”のほうがもっとヒットした。反対に西では“It's Like That”のほうがビッグヒットになったんだ」

Mizellの葬儀は11月5日(火)、クイーンズ地区セントアルバンズのメリック通り110-3番地にあるAllen A.M.E.大聖堂で行なわれる。時間は午前10時から11時。葬儀が終わると、Mizellの遺体はニューヨーク州ハーツデイルのセコーロード280番地にあるFern Crest Cemeteryに埋葬される。

Billy Johnson Jr., Los Angeles (C)LAUNCH.com
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