U2のコンサートで足を負傷したファンが260万ドルを勝ち取る

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3月12日(火)、シカゴのSoldier Fieldで行なわれたU2のコンサートで、トイレ休憩のときに尿水だまりに足を滑らせて怪我をしたファンが、260万ドルの賠償金を受け取った。そのファンの名はSteven Changで、脚をひどく骨折し、医師団は彼のふくらはぎの筋肉をひざのところまで取り除かなければならなかった。

陪審員は賠償金額の決定の際、Changが仕事を持っていること、ひどい骨折のため高額な治療を受けていること、かなりの痛みを伴い、そのために苦しんでいるという事実を考慮した。陪審員はまた、その賠償金の有効性を認め、Changが生きている間ずっと受け取れるようにした。Changは8回の手術を受け、左足が短くなってしまったため、現在ではかなり足を引きずって歩くようになっている。

この事件を担当した弁護士のひとり、Burke, Mahoney & WiseのDavid Wiseは、賠償金はU2の懐からは一切出ていないとLAUNCHに語った。「U2はこの件に関してまったく責任がありません。支払い責任がある当事者はChicago Park District、Soldier Field Joint Venture社、それにWe're Cleaningという同ジョイント・ベンチャーの下請け会社です。この会社はU2のコンサート中、Soldier Field施設内にあるトイレを清掃する責任がありました。それら各社の保険会社がその決定金額を支払うことになるでしょう」

Wiseは、こうしたことが起きた後もChangがまだU2のファンでいるかと訊かれて、次のように答えた。「ええ、もちろん。実は、陪審員の多くもそうなのです。なぜ知っているかというと、予備尋問中に出てきた質問のなかにそうしたものがあったからです。弁護士たちによって陪審員が選出されたのですが、陪審員のほとんど全員がU2のファンかどうか訊かれました。そして彼らは例外なくU2を知っており、さらに全員がU2を愛していると私は思うのです。しかし、U2は当事者ではありません。彼らはその夜、コンサートをしていましたが、事件には関与していません」

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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