『ZOOM』 ソニーレコーズ・インターナショナル SRCS-2466 CD-12 2001年6月6日発売 2520円(税込み) 1. Alright (Re-Mastered Version) 2. Moment In Paradise 3. State Of Mind 4. Just For Love 5. Stranger On A Quiet 6.In My Own Time 7. Easy Money 8. It Really Doesn't Matter 9. Ordinary Dream 10. A Long Time Gone 11. Melting In The Sun 12. All She Wanted 13. Lonesome Lullaby 14.Long Black Road
『FLASHBACK』 ソニーレコーズ・インターナショナル SRCS-2458~2460 2001年6月6日発売 8400円(税抜き)
【Disc 1】 1. 10538 OVERTURE 2. SHOWDOWN 3. MA-MA-MA BELLE 4. MR. RADIO 5. ROLL OVER BEETHOVEN 6. MAMA 7. ONE SUMMER DREAM 8. ILLUSIONS IN G MAJOR 9. STRANGE MAGIC 10. ELDORADO OVERTURE 11. CAN'T GET IT OUT OF MY HEAD 12. ELDORADO 13. ELDORADO - FINALE 14. DO YA 15. MISTER KINGDOM 16. GRIEG'S PIANO CONCERTO IN A MINOR
【Disc 2】 1. TIGHTROPE 2. EVIL WOMAN 3. LIVIN' THING 4. MR. BLUE SKY 5. MISSION (A WORLD RECORD) 6. TURN TO STONE 7. TELEPHONE LINE 8. ROCKARIA! 9. STARLIGHT 10. IT'S OVER 11. THE WHALE 12. SWEET TALKIN' WOMAN 13. BIG WHEELS 14. SHANGRI-LA 15. NIGHTRIDER 16. TEARS IN YOUR LIFE
【Disc 3】 1. DON'T BRING ME DOWN 2. THE DIARY OF HORACE WIMP 3. TWILIGHT 4. SECRET MESSAGES 5. TAKE ME ON AND ON 6. SHINE A LITTLE LOVE 7. ROCK AND ROLL IS KING 8. LAST TRAIN TO LONDON 9. CONFUSION 10. GETTING TO THE POINT 11. HOLD ON TIGHT 12. SO SERIOUS 13. CALLING AMERICA 14. FOUR LITTLE DIAMONDS 15. GREAT BALLS OF FIRE (LIVE) 16. XANADU (NEW VERSION) 17. INDIAN QUEEN (DEMO) 18. LOVE CHANGES ALL 19. AFTER ALL 20. HELPLESS 21. WHO'S THAT?
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オフィシャル・ページはこちら | ──ELO、再結成に至る秘話を聞かせて!
Jeff Lynne(ジェフ・リン:以下J): 随分長い間、プロデュースの仕事ばかりしてきたのでね、そろそろ自分自身の作品を創る時期だろうと感じたんだ。
──制作に2年半もかかったと聞きましたが。
J: 丁度、自宅にスタジオを作ってたのでね。今は、自宅で好きな時間に、好きなだけレコーディング出来る。実に快適だよ。
──心から楽しんでレコーディングした様子が、CDの向こうに見えるような音です(笑)。
J: キミの言う通り(笑)! 喜びも大きかったけど、苦労も多かった。凄くシンプルに聴こえる音を、実際にシンプルに創るのは、大変な作業なんだ。歌詞の内容も以前より深くなってるし、深みのあるアルバムに出来たと思うよ。
──ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターの特別参加にも胸が躍りましたよ。
J: 二人共一緒に沢山仕事をしてきたし、私生活でも大切な友人だ。2人と一緒にライヴ出来て、凄く嬉しかったし光栄だった。ボクにとって、ビートルズは永遠のアイドルだからね。
──これからの活動は、“第2期ELO”と表現してもいいんですね。
J: その通り。USツアーから始まり、ワールド・ツアーに出るんで大いに期待して欲しい。
──どのような内容になるんですか?
J: それは、まだ秘密だな(笑)。ただ、古い曲と新曲と織り交ぜ、スペクタクルの要素も盛り込みたいね(註:かつて、ELOのステージは、“音と光の大スペクタル・ショー”と形容された)。
──是非、日本にも来て下さいね!
J: 呼んでくれれば、いつでも行くよ。特に以前日本に行った時の思い出は、素晴らしいことばかりだからね。食べ物が美味しいし、みんな親切な人ばかりで、凄く楽しかった。それから、凄く早く走る列車も憶えてるよ。
──“SHINKANSEN"のことですね。ところで、ニュー・アルバムと同時に、ELOの歴史がギッシリ詰め込まれた3枚組BOX SETもリリースされますね。
J: タイトルは“フラッシュ・バック”というんだけど、選曲は楽しいと同時に大変な作業だったよ。まずマスター・テープを探すのに、世界中を捜す必要があったし、中には保存状態が悪くて、焼き直さないといけない曲もあった。選曲も曲順もすべてボクが決めた。曲を書いたのは、ボクだからね。
──久しぶりの自分達の昔の曲を聴いて、どう感じましたか?
J: 当時より冷静に見られたことは確かだね。客観的に、公平な判断が出来たと思ってる。
──ボクの家では毎日毎日、朝から晩まで「フラッシュ・バック」ばかり聴いてますよ(笑)。あまりにもヒット曲が多いんで、選曲も大変だったでしょう。
J: 概ね、予想通りの選曲になったけど、53曲のマスタリングの途中で、新しいく生き返った曲もあったね。「On And On」とかね。
──話は飛びますが、トラヴェリング・ウィルベリーズ(ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスンらとのスーパー・バンド。これまで2枚のアルバムをリリースしている)の活動の予定はないんですか?
J: よくみんなでその話をするんだけど、物理的に凄く難しいんだ。ボブ(ディラン)は、いつもツアーに出てるし、トム(ペティ)もツアーが多い。それに今度は、ボクがELOのツアーに出る。ジョージ(ハリスン)とも相談してるんだけど、出来るだけ近い将来、実現することを願ってるよ。
──ジェフさんは、時代を越えて、常にTOPを走ってきましたが、その成功の理由を自分ではどう感じてますか?
J: ボクは、流行を追うなんてことはしない。ボクの音楽は、いつもタイムレスなんだ。だから、どの時代にもすんなりはまり込むことが出来るんじゃないかな。ボクたちが始めた時も、どんなバンドとも違うことをやっていたし、常にあまりにも他と違うから、逆に目立つんじゃないかな。ボクは、ロイ・オービソン(第一期トラヴェリング・ウィルベリーズに参加後、死去した偉大なるロックン・ローラー)や、ビートルズの影響を強く受けてる。他にも過去のいろんな人たちにね。追いつこうとするけど、みんなが余りにも偉大なので…ね。
──時代を超越するコツのようものは?
J: レコーディングのコツを一つ話すと、楽器と録音の機械の間に、部屋の空気も一緒に捉えるのがカギなんだ。
──自分の音楽で一番大事なものは何ですか?
J: …難しい問題だな。そうだな、ボクは、自分の中では、メロディが一番大切だと思ってる。いいメロディさえ書ければ、大抵の曲は、いいものになる。自分が曲を書く時の法則のようなものはあるけど、表現し難いね。どんなサウンドを求めていようが、最終的に一番大事なのはメロディだってことだね。
──曲は、どんな風に作るんですか?
J: 思いついた時に書き留めておくのが一番いいんだけど、実際は、ギターを持ったり、ピアノの前に座って、それから書く。すぐに出来る場合もあれば、いくら時間をかけても出来ないこともある。
──ジェフさんにとって「ROCKとは…」何ですか?
J: ROCKこそ、自分にとって時代を超越したものだよ。古い曲はモチロン、新しいラジオから流れてくる曲にも好きな曲がある。でも、自分の曲は、他に出回っているどんな曲とも違うようにしたいと考えてるけどね。
──いろいろと有難うございました。最後に日本の古くからのアナタのファン、そして、新しいファンにメッセージを下さい。
J: ハロー。ジェフ・リンです。『ZOOM』というニュー・アルバムがもうじき出るんだけど、みんなが気に入ってくれることを願ってるよ。そして、古い曲を集めた『フラッシュ・バック』もね。古くからのファンは、ニュー・アルバムを気に入ってくれると思うし、若い新しいファンには、ラジオでもなんでもいいから、聴くチャンスがあると嬉しいね。 |
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