元クラッシュのジョー・ストラマーがHammersmith Palaisの看板を受け取る

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Clashのヴォーカル、Joe Strummerはその栄誉を讃えられ、ブリティッシュロック史最大の記念品のひとつを与えられた。それは、Hammersmith Palaisの看板だ。この歴史ある建物の看板を手にする人物としてStrummerが選ばれたのは、Clashの同名の米国デビューアルバムの中に“(White Man) In Hammersmith Palais”という曲があるためだ。彼は何度もその場所に足を運び、この曲を書き上げた。

Strummeは英国のIndependent紙に次のようなコメントを寄せている。
「'70年代後半によくそこへ行って、レゲエバンドをたくさん観たもんだ。レゲエ界のあらゆるバンドを観た。思いつくものは何でもね。あの場所がなくなるなんて悲しいよ……。けど、心の中には残り続けるだろう。店内はとても素敵な場所なんだ」

Strummerは続けて言う。
「たぶん、こんなこと言うべきじゃないと思うけど、実際にそこでプレイしたことをよく覚えていないんだ。けれど、いつかしたはずだと思う……。そのうち、バンで誰かに(看板を)取り行ってもらわなければならないだろうな」

質問を受けたHammersmith Palaisのスポークスパーソンは、同紙に次のように答えている。
「Joe Strummerこそ看板にふさわしい人物だ。クラブの閉鎖はロックンロール時代の終わりを伝えている。この看板を受け取るのにJoeほどパーフェクトな人物はいない」

Hammersmith PalaisにはCrash以外にも、U2Jam、Siouxsie & the Bansheesを含む多くのパンク、ニューウェーブ系の若いバンドが出演。最近ではElton JohnRobbie Williamsがライヴを行なった。80年以上続いたHammersmith Palaisの今後の計画は、さらに大規模な会場へと再改築され、新しい名前になるとのこと。

The Clashは昨年、Ian Duryの追悼式で再結成されるとの噂があったが、Strummerはその噂が手に負えなくなったことで、式での演奏を取りやめた。その代わりに、Clashのシンガー/ギタリスト、Mick Jonesとドラマー、Topper Headonが個人的に演奏を行なった。Strummerは現在、Joe Strummer & the Mescalerosのリーダーとして音楽活動を行なっている。

Bruce Simon、New York
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