セミソニック、新シングル“Chemistry”のリリースとともにヒット曲“Closing Time”を振り返る

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Semisonicが、3月6日発売予定の新アルバム『All About Chemistry』(MCA Records)からの初シングル“Chemistry”をリリースした。シンガー/ソングライターのDan WilsonとベーシストのJohn Munsonは、Trip Shakespeare時代から、ドラマーのJacob Sliichterを加えてSemisonicになった現在まで、すでに10年以上の活動歴を持っているが、一般の人気を得たのは'98年のメガヒット曲“Closing Time”以降になる。この曲は、2ndアルバム『Feeling Strangely Fine』をプラチナアルバムに押し上げ、また、現在もラジオでプレイされ続けている。

Wilsonは“Closing Time”には、ただのヒット曲以上の意味があるとLAUNCHに語った。
「俺にとって“Closing Time”は(Baha Menにとっての)“Who Let The Dogs Out?”なんだ。ワールドシリーズで(自分たちの)曲が流れるなんて、誰が想像した? 考えたこともなかったよ。それがみてごらん。いろんな人が自分なりにこの曲を歌ってるっていうのは、不思議な感じだね。それぞれみんなが、俺がこういう意味で曲を書いたんだろうっていう独自の解釈を持ってるんだ」

Mansonもやはり、この曲から逃れられないと感じている。
「この間、(テレビの)“Monday Night Football”でVikingsの試合をやってたときに親父が電話してきて、“おまえの曲が流れたの聴いたか?(Princeの)“Purple Rain”と(Bob)Dylanの曲の間にかかってたぞ”って言うんだ。俺のほうは“妙な気分。すごい人たちと並べられてるな”っていう感じでさ。たまたま俺たちがミネアポリス出身なんで、彼らみたいな(同郷の)スターと一緒にされるんだ」

“Closing Time”はある種のテーマ曲といえる位置まで到達したが、Wilsonは嫌になったりはしていないとLAUNCHに語った。
「本当にいい曲だと思ってる。きっと運がいいんだよ。ヒット曲がある人の中には、本当は2分ぐらいで作った、どうしようもない曲だと思ってたのに、それがヒットしちゃって、一生その曲が付いてまわるっていう人もいるみたいだからね。でも、俺は“Closing Time”はサイコーの曲だと思ってる。“Secret Smile”もね。ラジオから聞こえてくると、いつでも誇らしく思う。“なんてこった、あの曲だよ”みたいには思わない。実際のとこ、そんなふうに思う人の気が知れないね。

Crag Rosen、ロサンゼルス
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