セミソニック、物議を呼びそうな新アルバムのカヴァー

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EminemMarilyn Mansonといったアーティストたちが活躍している今の時代、ミネアポリスのポップ・バンド、Semisonicが問題視されるかもしれないなんて考える人はまずいないだろう。しかし、3月13日(火)に米国発売された新アルバム『All About Chemistry』のアルバム・カヴァーには眉をひそめる人も出てくるかもしれない。

カヴァーには、性器がしっかり付いた男女の形をした2個のビーカーが描かれている。シンガー/ソングライターのDan Wilsonは、このビーカー人間についてLAUNCHにこう語っている。
「アルバムカヴァーに出てるのは、すごく満足してる幸せなカップルの姿だよ」とDan。
「俺が絵を書いたんだけど、みんなビビってたんで何かあるかなとは思ってたけどね。最高のグラフィック・デザイナーを使ったんだよ。普段はスケボーのロゴとかそういう平面のデザインをやってる人なんだけど、3次元の立体で驚くほどちゃんとした本物に見えるようにする技術も持ってるんで、彼に頼んだんだ。俺が書いたスケッチの束を持っていくと、すっごく本物っぽくて、でもおもしろいイラストに仕上げてくれたんだ。傑作だと思ってるよ」

Wilsonは、このカヴァーが引き起こすかもしれない論争については、あまり心配していないという。
「誰が文句を言うわけ? 試験管の人間だよ、(文句を言うなんて)マヌケじゃん。もし、文句を言われたら、笑っちゃうね。よし、僕らの試験管人間を映画の大量殺戮シーンや、TVで年がら年中流れてる、とんでもないポルノ・シーンと一緒に考えてみよう、ってかい。頼むから、勘弁してよ。ただ、おもしろいってだけなんだからさ」

Craig Rosen、ロサンゼルス
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