ジョン・レノン射殺犯の仮釈放申請、却下される

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10月3日、元BeatlesJohn Lennonを殺害した犯人の仮釈放申請は却下された。

Mark David Chapman(45)は、'80年のJohn Lennon殺害で終身刑を受け服役中である。ニューヨーク州の法律では、服役後20年経つと仮釈放を申請できることになっており、Chapmanはこの申請を行なっていた。3日朝、Chapmanの収容されているニューヨークはずれの重犯罪刑務所、Attica州刑務所において、州仮釈放審議委員会のメンバー3名により、彼に対する審問が行なわれた。このおよそ4時間後に“仮釈放申請却下”と記された1枚の裁決報告書がChapmanに手渡されたという。

委員会ではChapmanのLennon殺害は、“正当な理由がなく、かつ計画的”に行なわれたとし、被害者のLennonは世界的に有名なミュージシャンであっただけでなく、“夫であり、2人の若い子供の父親”であったと記している。報告書はさらに、「受刑者の悪質かつ暴力的な行為は、受刑者自身の世間に認められたいとの願いから発生したものと思われる。本委員会では審問において、受刑者に依然として悪名による認知度を継続させようとする姿勢が見受けられると判断した」としている。

Lennonの未亡人、Yoko Onoは審議に先駆けて、Chapmanの仮釈放の可能性について心情を記した手紙を委員会に送っていた。この手紙の中でYokoは、Lennonの息子であるJulianとSeanの身の危険への不安を訴えていた。仮釈放審議委員会の結論としては、現時点でChapmanの仮釈放を認めることは、“この犯罪の重大さを軽視することになり、法に対する信頼を喪失させる”と判断した。Chapmanは今後、'02年に再び仮釈放申請の資格を得ることになる。

記:Sue Falco、ニューヨーク
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