マライア・キャリー、“Thank God I Found You”で訴えられる

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ソングライターのSeth Swirsky(Tina TurnerCeline Dion等に曲を提供している)とWarryn CampbellはMariah Careyを相手取り訴訟を起こした。訴えによると、Mariahのアルバム『Rainbow』('99年)の中の“Thank God I Found You”は2人が書いた“One Of Those Love Songs”という曲に酷似しているという。この曲はR&Bグループ、Xscapeのアルバム『Traces Of My Lipstick』('98年)に収録されている。

それにより、9月15日(金)カリフォルニア中央地区裁判所にMariah Careyをはじめ、Columbia Records、プロデューサーのTerry Lewis、その他関係者に対し著作権法違反で訴訟が起こされた。

原告の訴えを裏付ける事実もいくつか提示されている。“Thank God I Found You”と“One Of Those Love Songs”の2曲はColumbia Recordsにより制作、流通が管理され、Gateway MasteringでBob Ludwigによりマスター版が作られた。プロデューサーであるJermaine DupriはXscapeのアルバム制作を担当、同時にMariah Careyのアルバムでもプロデューサーおよびプロデューサー補助を何度か担当した。ソングライターらは著作権法違反、オリジナルタイトルの不正改名、不正流通、不正競争、及び不正経済行為、その他の反対事項で訴えを起こしている。

現在、Mariahはカナダで映画『All That Glitters』を撮影しており、Eric Benetの相手役でBillieを演じている。来週ニューヨーク市で残りのカットが撮られる。なお、市内のどこでロケが行なわれるかは不明。

記:Jason Gelman、ニューヨーク
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