SBDのFUNKYキーボーディスト、“池田貴史”はこんなヒト。
――池田さんがキーボードを始めるきっかけは何だったんですか? 池田:中学校のとき、友達のバンドを観てね。そこのキーボードがカッコよかったんです。家には妹用のピアノがあったし。それに、ジェリー・リー・ルイスとかリトル・リチャードとかのロックンロール・ピアノでやられたんです。特にジェリー・リー・ルイスの「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」(原題「GREAT BALLS OF FIRE!」/'89年米」っていう映画! あれ、本人の自伝の話で、デニス・クエイドが演じていたんですけど。その映画の最後に、ジェリー・リー・ルイス本人とデニス・クエイドが一緒にセッションしてる映像が入ってるんですけど、それで完璧にハマりました。それと並行してファンクを聴き出したんです。 ――あとウワサで聞いたんですが、志村けんさんと仲がよいとか……? 池田:そんなそんな。僕がファンなんです。志村さん、ラジオ番組やってるですよ。そこと同じ局で僕らも番組やっていたんで、紹介していただいてね。で、それでそこのディレクターさんが「また遊びに来てください」って言ってくれたんで、翌週もまた行ったんです(笑)。それ以来、なぜか新年会にも行ったり、ゲストとしても呼んでいただいたりで。 ――数いるコメディアンのなかで、どうして志村けんさんなんですか? 池田:ドリフのインパクト強かったんですよね。なかでも志村さんなんだなぁって。TV番組の「志村けんのだいじょうぶだぁ」はいつも大笑いして観てた記憶しかないですからね。 ――SUPER BUTTER DOGが主催しているイベント"ファンキー大百科"で、池田さんはMCヨーグルトとしてMCをされていますが、志村さんに通じるものがあるんですかね。 池田:あぁ。かもしれません。子供のころから人前で被り物かぶったりしていた……らしいんですよ。本人覚えないんだけど、親の話とか、写真が残っていまして(笑)。盆踊り大会でも、女装させてくれ!って親に頼んでやってもらって、大会2位になりましたからね(笑)。 ――そんな池田さんですが、SUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしての立ち位置ってどこに設定してますか? 池田:んー。メンバーみんな個性すごいあるから。残りの4人がオレの個性を求めたときに、オレのが出せればいいかな。ライヴでも曲作りでもアレンジでもすべてにおいて。キーボードとして、いいものを、イカれたものをやりつつですね。「ああ、アイツこう来たか! ならば、オレはこうだ!」ってね。あとは引越しが手伝えればいいかな(笑)。今メンバー間で引越しブームだから。 取材・文●ロンチ・ジャパン |