U2、ダブリンで称号を授与される

3月18日（土）、アイルランドでU2のメンバーおよびマネージャーがFreemen of Dublinの称号を授与された。セレモニー会場の広場には1万1000人以上がイヴェントを一目見たさに集まり、イヴェントではメンバー4人にそれぞれウォーターフォードクリスタルの職人が製作したジョシュアツリーのレプリカが贈られた。セレモニー当日まで否定されていたが、当日U2は一転して“All I Want Is You”“Desire”“The Sweetest Thing”“One”の4曲をアコースティックで観衆のために演奏した。最後の曲“One”は、北アイルランドの連立政府再建に向けて中心的役割を果たしたJohn HumeとDavid Trimbleに捧げられた。

　この賞は長年U2のファンでもあるダブリンのMary Freehill市長により手渡された。彼女は「U2は多岐にわたる活動を通してダブリンという地名を世界中に広めた」と讃えた。リードシンガーのBonoはオーディエンスに向かって「この賞はバンドにとってとても名誉なことだと思っているし、謹んでこの賞を受けたいと思う。光栄だし最高の気分だ」と述べた。ビルマの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー女史もこのイヴェントで賞を授与された。ただし、彼女はこの数年自宅軟禁状態であるため、本人は出席できなかった。

　過去には、Freeman of Dublinの称号はケネディ大統領、クリントン大統領、法王ヨハネ・パウロ2世、元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ氏、マザー・テレサにも授与されている。

-- Bruce Simon, New York