【俺の楽器・私の愛機】1767「詰め込みすぎた。。。。」

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【Bender Tekelecaster】(千葉県 ガンボ・ヤーヤー もう指が動かない歳)


念願のギターがほぼ完成したので報告します。わがまま満載に答えていただいたのは、もちろんソーンツリーさんです。ありがとうございます。

ギターはテレキャスター・シンライン型の6弦で、他に低音用の副弦として3弦です。

リヴァース・ヘッドにして、5・6弦はー2フレット延長。これはT型のダイヤルを回すことで、それぞれの弦を0フレットに出来ます。

ネックはメイプルのセットネックとしたので、高音部まで弾きやすく、そしてちょうど良いサスティンです。フィンガーボードはフラットにして、ボトルネック・バーの場合の演奏性を高めました。

ピックアップは普通のテレキャスター・モデルのフロントとリア。それに副弦用のソーンツリーさんのオリジナル・ピックアップ。

ボディはアルダーで、fホールは2つ。出来るだけ軽く、薄くを追求しました(質量 3.0kg、厚さ 37mm。参考まで前回までに登場のソリッドは 4.9kg、シンラインが3.9kgで厚さは 45mm)。しかしあまりに強すぎる外見なので、fホールが見える様な見えない様な半分透けたピックガードを追加しました。

副弦の3弦はチューニング・ピンで大まかに合わせて、ファイン・チューナーで微調整します。弦長が短くあまり低音が出ないので、半田線を巻き付けて質量を大きくして低音が出る様にしました。黒い熱収縮チューブはソーンツリーさんの特別加工。元はそれぞれの弦に駒を作っていただいていたのですが、テンションがかからずビビるのでやむなく取り外しました。

ギター・ジャックは裏面配置。テイル側のエンド・ピンは2つにして、ちょっと立てかけても倒れない様にしています。

3つのピックアップ用にそれぞれのヴォリューム(全体のヴォリュームはペダルを使うので支障なし)。フロント・ピックアップのフェイズ切替。プリセット3音色のロータリー・トーンコントロール(細かいところはペダルのイコライザかワウ・ペダルを使うので支障なし)。組合せ次第で、テレキャスター、ストラトキャスター、モズライト、レスポール、カントリージェントルマン、などに似た音色を作ることが出来ます(副弦用のピックアップをリア・ピックアップのフェイズ・アウトとしたので、副弦を鳴らさなくても、このヴォリューム調整でまた音色が変わります)。それよりも、ほとんどセミ・アコウスティックで生音が十分に鳴るので、これをマイクロフォンで録った方が良いかも知れません。

ペグはHipshotさんのロック・タイプにバレル型のノブ。下向き用の物を上向きに使ってノブがあまり見えない様にしています(ヘッドからノブが出ていると昆虫みたいだ、と女性たちに嫌がられるのです。。。。)。キース・チューナーも考えたのですが、曲の途中でチューニングを変える必要もないので見送りました。なお、全弦とも1音(全音)下げチューニングとしています。つまり6弦から、 DGCFAD。

ブリッヂには SuperVeeさんの TE トレモロユニット。これを改造して延長したプレートにCertanoさんのベンダー(2・3弦)を乗せています。で、Certano・ベンダーも改造してオリジナルのハーフストッパーを取付けてあります。特に3弦にはオリジナルのテイルストッパーも追加しました。

これで全弦のアーム・ダウンが可能。もちろんSuperVeeなので正確に元の音程に戻ります。改造 Certano・ベンダーは、各弦の半音アップと全音アップが正確に出来ます。3弦については全音ダウンも可能にしました。つまり -1.0, 0, +0.5, +1.0 です。なんとベンダーをかけながらのアーム・ダウンも可能です。テクニック無しでも狙ったとおりのことが出来る様になりました。

「ベンダー・てけれキャスター」と命名しました。「てけれ」は、もちろん「てけれっつのパ」の「てけれ」です。「ほぼ完成」としたのは、またここから改造が始まるからです。

ところで当初の予定では、光学ピックアップを乗せることにしていました。しかし Light4Sound( oPik )にはお金( 239USD )も振り込んだのに、連絡が途切れ、もちろん納品されませんでした。非常に不愉快です。

と云うことで、仕方なく通常のピックアップを乗せることにしました。これももし入手出来るならフロントに乗せ換えたい。ぜひ連絡をください。





   ◆   ◆   ◆

ガンボ・ヤーヤーさん、キター。これまでもチョーキングすると音程が下がるギターとか、フレットが移動できるマイクロトーナル・ギターとか、謎の6.5弦ギターとか、斜め上すぎて世のギタリストたちを置いてけぼりにした彼の、実用性を高めまくった彼専用のギターのお目見えです。驚きポイントは満載ですが、機能的に意味のあるリバースヘッドはESP Funichar以来です。ヘッドからノブが出ていると昆虫みたいで嫌だという謎の女性心理に、きちんと対応したのはジェントルマンの証でしょうか。使いにくくても女性からの評価は大事。ボディー裏のシグネチャー関連がヤンチャすぎて笑いました。個人的に最も惹かれた関心事は、副弦用のピックアップがトーンに影響を与えるところ。セミアコ構造という点も大きく寄与しているのでしょうか。ボディの振動特性をサウンドに付加させる画期的な発見かもしれん、とプチ興奮気味です。(BARKS 烏丸哲也)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで

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