【インタビュー】<LuckyFes'24>出演、超ときめき♡宣伝部・辻野かなみ「アイドルならではの醍醐味を知っていただけたら嬉しい」

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「ときめく恋と青春」をテーマに活動する6人組アイドルグループ・超ときめき♡宣伝部。「すきっ! 〜超ver.〜」や「最上級にかわいいの!」がTikTokなどSNSでバズり、ファンダムを拡大中。7月15日からは、海外公演含むツアー<超ときめき♡宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2024>も予定されている。

そんな超ときめき♡宣伝部がツアー初日前日の7月14日に、茨城・国営ひたち海浜公園にて開催される<LuckyFes 2024>に出演する。気合十分で臨むであろうこのステージを、超ときめき♡宣伝部はどのような気持ちで捉えているのだろうか。近況とあわせて、リーダーの辻野かなみに話をきいた。(以下、超ときめき♡宣伝部=とき宣)

<LuckyFes'24>タイムテーブル

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◾️「すきっ!」がたくさんの方に届いたことが、いちばん変わった瞬間だった

──いま、話題曲「最上級にかわいいの!」を披露した『THE FIRST TAKE』動画が250万再生越え(2024年6月末現在)と話題ですね。

辻野かなみ:『THE FIRST TAKE』は私たちも憧れでもあったので、出演できると決まったとき、メンバーみんなでものすごく大喜びしたんです。実際に収録して公開されたら、ファンのみなさんもすごく喜んでくださいましたし、コメント欄や反応を見たら、私たちのことを知らなかった方にもたくさん届いていることを実感して、出演できて本当によかったなと思っています。



──新しいファン層へ向けての手応えも感じられているわけですね。本番に向けてのリハーサルの様子がオフィシャルYouTubeチャンネル「超ときめき♡宣伝部 OFFICIAL Channel」にアップされていますけど、実際の収録現場はどうでしたか?

辻野かなみ:動画にあるように前日リハーサルをして挑んだんですけど、収録のときはものすごく緊張してしまいました。やっぱりいつもと違う空気感だったので。普段私たちはダンスを踊ったりしながら歌うことがメインなので、歌だけに集中することは今までにない経験でした。でもメンバー同士、みんなで半円になって歌う形だったので、メンバーと目を合わせて歌うことができて楽しかったです。

──メンバー同士の関係性、いい雰囲気が出ている映像ですよね。

辻野かなみ:最初もトレインっていう形で入ったりとか。一発撮りならではのハプニングもあって。超ときめき♡ピンクのおはる(小泉遥香)が最初の曲振りをちょっと失敗しちゃったり(笑)。そういうところも含めて、私たちならではの雰囲気を楽しんでいただける映像になったのかなと思います。



──辻野さんはご自身の誕生日(6月2日)に合わせて、ソロで「きみと青春」“歌ってみた”動画をアップされましたが、1人で歌うとなると気持ち的にもまた違いますよね。

辻野かなみ:1人で歌うのはやっぱり難しいですね。やっぱり6人でこその、超ときめき♡宣伝部なので。でもとき宣の曲は歌割りが決まっているので、普段は他メンバーのパートを自分が歌うことはないんですよ。そういう面では、他のパートを「私だったらこうやって歌う」というものがお見せできましたし、それを見てファンの方々がすごく喜んでくださったので、やった甲斐がありましたね。

──歌はもちろんのこと、歌詞とリンクして次々と衣装が変わっていくという点も楽しめる映像ですよね。

辻野かなみ:私は、2015年結成当時の“ときめき♡宣伝部”時代から活動させていただいているので、今年で9年になるんですけど、今回とき宣として10回目の誕生日だったんですよ。なので、あのアイデアは私の想いを込めたものを届けたいというところから考えたものなんです。これまでの歴史を感じられるものができたらファンの方々もより楽しんでもらえるかなと思いまして。「土っキュン♡!!少女」っていうデビュー曲の衣装からスタートして、2020年に“超ときめき♡宣伝部”に改名したときの一番最初のシングル「トゥモロー最強説!!」の衣装を着たり。私たちのファンの方々「宣伝部員」さんのイメージカラーがオレンジなんですね。それで、そのオレンジ色をメインとして作っていただいた衣装を着たりとか。最後は、これまでとこれからの未来を繋げていこうという想いを込めて新衣装で締め括ったんです。



──これまでの軌跡を辿りつつ、これからの希望を見せていく演出ですね。当時の衣装を着て、思い出すこともあったのではないかと。

辻野かなみ:あー、いろいろ思いましたね。最初の頃は先がずっと不安だったというか、いろんな壁があって、なかなか思うようにうまくいかない時期もたくさんありました。路上ライブをやったり、ティッシュ配りをしたり、結構ハードな企画もたくさんあったんです。横浜アリーナでワンマンライブがやりたいという夢はずっとあったけど、まだ雲の上みたいな。いつかライブがしたい場所、手の届かない場所だったんですけど、それから徐々にワンマンの会場も大きくなっていって、ついに今年1月、横浜アリーナでのワンマンライブという夢が叶いました!

──そうやって活動を振り返ってみて、転機をひとつあげるとしたら何になります?

辻野かなみ:「すきっ!」がTikTokを通して、たくさんの方に届いたことがいちばん変わった瞬間だったと思います。そこは時代に感謝というか、“SNSでバズる”ということがまだ珍しいことだったので。SNS時代になったからこそ、私たちがこうしてたくさんの方に知っていただけたのかなって思います。

──「すきっ!」がバズり始めたのは2021年ですが、楽曲自体は2018年にリリースされたものでした。そうやって自分たちの昔の曲がバズっている現象、バズり始めた様子をご自身的にはどう見ていましたか?

辻野かなみ:最初は私たち発信というより、私たちの曲を使っていろんな方が自分の“推し”に向けて動画を作ってくださっていたんです。それがだんだん広まって、よりいろんな方が踊ったり歌ったりしてくださるようになったんですよ。なので、不思議な感じでした。いつのまにか「なんかバズってない??」みたいな。そこから、だんだん自分たちでもたくさん踊ったり、超ときめき♡宣伝部の「すきっ!~超ver~」として再レコーディング、ミュージックビデオも新しく作って届けたりとか、自分たちからも発信していくようになったらさらにバズって。結果、海外まで届いてという、感じでしたね。



──あれを機にアイドルシーン全体がTikTokでバズることを意識し始めましたよね。とき宣としては、あそこから女の子ファンがたくさん増えたと思います。

辻野かなみ:そうですね。ライブ会場がほぼ女性なんじゃないかというくらい増えました。団扇をかわいくデコレーションして作ってくださる方がものすごく増えたりとか、私たちの衣装を真似して作って着てくださったり。ファン層の幅も広がったと思います。

──ライブのノリも変わりました?

辻野かなみ:黄色い歓声が増えました! 私たちが登場した瞬間の「キャーー!!」っていう声。前までは男性ファンの声のほうが大きかったんですけど、今は同じくらいか、女性のほうが大きいんじゃないかっていうときもあるくらいで。

──同性ファンはやっぱり嬉しいですよね。それこそ衣装もそうですけど、髪型やメイクを真似してくれたり。

辻野かなみ:はい! 嬉しいですね。女性ファンのみなさん、かわいいんですよ! どっちがアイドルなんだろうっていうくらい、みんなかわいくて綺麗で、おしゃれをしてライブやイベントに来てくださるんです。だから自分ももっと頑張らなきゃっていう気持ちにもなれますし、ずっと憧れられる存在でいたいなと思うので、ずっと努力を続けようという気持ちになります。

──先日、お台場へ行ったんですけど、今ダイバーシティ東京とコラボレーションされているじゃないですか(2024年5月31日(金)~6月30日(日))。それでメンバーさんの写真装飾をスマホで撮影している若い女の子たちをたくさん見かけたんです。

辻野かなみ:うれしい〜! そうなんです! 今「ダイバーシティ東京 プラザ♡宣伝部♡」として活動させていただいていて、入り口や館内の柱だったりに1人ひとり、大きいポスターを貼ってくださっていて。このあいだ、そこにサインを書かせていただいたんですよ。みなさん「かなみ柱」、「ひより柱」、みたいな名前をつけてくださって、その写真をSNSにアップしてくださったりしてるんです。それをメンバーみんなでチェックしてます。そうやって、宣伝部員さんたちが盛り上げてくださって、ものすごく嬉しいです! 

──ファン層が広がるなかで、とき宣に憧れてアイドルになりたいという子たちも今後増えていくんじゃないかと。

辻野かなみ:ああー、そうなったら嬉しいですね! そうなれるくらいもっと大きいグループになっていきたいです。

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