【インタビュー】イチナナライバー・Rumi、「ステージに立っている姿をリスナーさんに見てもらうことが生き甲斐だし、やりがい」

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誰もが気軽に楽しめるライブ配信サービスとして、いまや世界に5000万のユーザー数を誇る「17LIVE(イチナナ)」。その17LIVE公認コンピレーションアルバム第3弾『17LIVE presents MUSIC COMPILATION ALBUM Vol.3』が先日リリースされた。

17LIVE内で行われた“ALBUM楽曲収録権”をかけたイベントに勝ち残ったライバー10組のオリジナル曲を収録した本作。今回はこのイベントで1位を獲得したRumiに取材を行った。収録曲について、さらにアイドル、ソロ活動を経て人気ライバーになるまでの経緯、17LIVEの魅力について語ってもらった。

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◼︎身近にいてくださるみなさんにも気持ちを届けるような曲

──『17LIVE presents MUSIC COMPILATION ALBUM Vol.3 』のリリースにあわせて今回インタビューを実施。渋谷の地下には大きな看板が張り出され、タワレコではリリイベを行なうなど、プロモーション活動もメジャーなアーティスト並みの展開となっていますね。

Rumi:いろんなアーティストさんと一緒にアルバムを出させていただくのは今回が初めてなので、すごく新鮮でしたし、ありがたいことだなと思ってます。でも、ここまでこれたのはすべて応援してくださるリスナーさんがいてこそなので、私も改めて頑張らないとなと思ってますね。

──今作に収録されたRumiさんのオリジナル曲「My love story」について聞いていきたいと思います。この曲はRumiさんにとってどんな思い入れがある曲なのですか?

Rumi:この曲は17LIVEの音楽イベントで1位を取らせてもらった思い出の曲なんです。私にとってもすごく大切な曲で、明るい恋愛観を描いた曲なので、ぜひこの曲をコンピアルバムに入れたいなと思って選ばせていただきました。

──オリジナル曲のなかでも、この曲を選んだ理由は?

Rumi:じつはすごく悩んだんです。初めて私がリリースした曲は「月が照らすこの場所」という曲で、その曲もすごく大切だから悩みましたね。自分だけだったらリスナーさんへの感謝の気持ちを込めた「月が照らすこの場所」か「How’s it going」。この曲も17LIVEのイベントで1位を取らせてもらったので、そのどちらかを選ぶんですけど、今回はさまざまなアーティストさんが収録されるアルバムだからこそ、いろんな人に一番聴いてもらえる曲を入れようというところで恋愛ソングを選んだんです。恋愛観を歌ったものって男女問わず聴いてもらえるじゃないですか。それで「My Love Story」にさせていただきました。

──しかも、この曲はこれまで17LIVEのイベントで何度も披露してますしね。

Rumi:そうですね。これを歌っているときは自分自身ピュアな気持ちになれるし、聴いているみなさんの表情も明るくなっていくのがすごく伝わってくるんですよね。

──イベントでは《私が君を》のところを《私がみんなを》と歌詞を変えて歌ってくれたりするので、余計に笑顔になりますよね。

Rumi:ありがとうございます。ライブでは恋愛ソングにとどまらず、私の身近にいてくださるみなさんにも気持ちを届けるような曲になっていってますね。

──元々この曲はどんなきっかけで生まれた曲なんですか?

Rumi:「月が照らすこの場所」では感謝の気持ちを伝えたので、次に作る曲は明るい恋愛ソングにしようって決めてたんですよ。ミュージックビデオも作らせてもらえるというのが事前に決まってたので、ピュアでハッピーな女性の恋愛観をストーリー仕立てで描きたくて。それをCarlos K.さんに伝えて出来上がったのが、この曲なんです。ただ、恋愛も人生もですけど、ハッピーなことだけというのはありえないじゃないですか。だから、この歌も2番の歌詞では“この2人は離れてしまうのかな”と感じる要素を入れていて。でも、最終的にはハッピーなんだというのが、誰が聴いても分かるはずです。

──それが明確に分かるのが最後の一節だと思うんですが、ここに《一緒に笑おう 一緒に歌おう》のあと《一緒に踊ろうどんな時も》と“踊り”まで加えたのはなんでだったんですか?

Rumi:恋愛をしてるときは一緒に笑うのも一緒に歌うのももちろん楽しいんだけど、“踊る”って楽しさをもっとも露わに表現した行為だと思うんです。笑って、歌って、さらに踊って。すべての楽しさをつめこんだ私だけの恋愛ストーリーを作っていきたい、というふうに解釈してます。

──なるほど。

Rumi:ライブでは、ここの一節は私がステージからアピールできる最大のポイントになってるんです。みなさんと目を合わせて歌うんですけど、いまでは一緒に口ずさんでくださる方も増えてきたので、ライブでは一緒に歌ってもらえたら嬉しいです。

──そういえば、この曲のミュージックビデオではRumiさん、演技にも挑戦されていますね。

Rumi:そうなんです(笑)。相手役の俳優さんは監督さんが連れてきてくれた方で、初めて会った異性とあんなにくっつくことなんてないから恥ずかしくって! ストーリーに入り込もうと頑張ったんですけど、人に恋愛してるときの姿を見せることなんてないから、照れながらやってるのがバレバレ。ファンの方々にも突っ込まれてます(笑)。



──はははっ。

Rumi:「可愛いね」とかいってくれるのかなと思ってたら「もっと演技の練習しとけよ」「照れすぎ」「デレデレして」とかめっちゃいわれまして(笑)。たしかにそうなんですけど、自分なりに相手を本当の彼氏だと思って頑張ったんですよ〜。実際、私は恋愛をするとデレデレして、いっつもニコニコしてるタイプなんで、その通りの映像になったとは思ってるんですけどね。

──今作のコンピアルバムにはRumiさん以外の17LIVEの人気ライバーさんの楽曲も収録されていますね。このなかで交流がある方というと?

Rumi:鈴木龍二さんは仲良くさせていただいてます。17LIVEの音楽イベントにはいつもお互い上位で出させていただいてるので、現場で一緒になることが多くて。そのときにお話しさせてもらうようになって、東京で路上ライブをやるならここがいいよとかいろいろ教えていただいてます。17LIVEの創世記からいらっしゃる尊敬するライバーさんの1人です。すごいパワフルなので、いつも元気をもらっていますし、もっと私も頑張ろうって思わせてくれる方ですね。

──そもそもRumiさんが17LIVEに出会ったきっかけは?

Rumi:友達がやってたんです。私は10代の頃にアイドル活動をしてて、そのあとソロでも音楽活動をしてきたんですけど、1回そこから離れて違うことをやっていたんですね。けど、歌うことを忘れられなくて。コロナ禍でステージでは歌えなくなった時期だったんですけど「歌える場所があるよ」と教えてもらった場所が17LIVEだったんです。最初は何も分からないから、歌ったり踊ったり訳分かんないことばっか配信してて、イベントも意味が分からないから音楽とは関係のない動物のイベントにエントリーしたり(笑)。そんな中で、あるときリスナーさんが「こういう音楽のイベントがあるからエントリーしてみたら?」って教えてくれたんです。その音楽イベントを選んだのをきっかけに、“ここで歌を歌っていこう”と私自身、音楽に集中することができて。そうしたらたくさんの人に応援してもらえるようになって、自分自身にも明確な目標ができたんですよ。そこから17LIVEに賭ける思いや自分の気持ちがガラッと変わりました。

──最初は本当になにも知らない初心者のまま17LIVEに飛び込んだ感じだったんですね。

Rumi:そうです。そんな私も、いまとなってはリスナーさんに“強欲ライバー”呼ばわりされてますけどね(笑)。「Rumiは歌ライバーなんだから音楽イベントをガンガン選んでいけ」ってリスナーさんたちがいうから、それに従って休みなく音楽イベントを次々エントリーしてるだけなのに、ヒドい(笑)。いまはワンマンライブに集中してるんですけど、それが終わったらまた音楽イベントに切り替えて頑張っていこうと思ってます。

──どんなに強欲ライバーといわれようが、1位を狙って勝ちにいってください!

Rumi:はい!

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