トゥールのメイナード・ジェイムス・キーナン、ステージ後方で歌う理由を説明

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トゥールのヴォーカリスト、メイナード・ジェイムス・キーナンが、トゥールの公演で、ステージ前方ではなく後方で歌っている理由を説明した。

オーディエンスと距離を置き、神秘的な雰囲気を醸し出していたいからなど、様々な理由が推測されていたが、ヴィジュアル面を考慮していたわけではないそうだ。

キーナンは英国の音楽誌『KERRANG!』のインタビューで、こう明かした。「トゥールでは、ダニー(・ケアリー)のドラムは爆音だ。彼には17本の腕と15本の足があるようだ。そして、アダム(・ジョーンズ/G)のアンプの列にジャスティン(・チャンセラー)のベースの壁だ。俺が前にいると、オーディエンスに向けたサウンドのミックスがより大変になる。それに(後方のプラットフォームの)上にいると、視覚的にもいい。俺は何が起きているか、目にすることができ、俺らはお互いを見ることで、コネクトできる。もし、俺がオーディエンスの方に顔を向けていたら、(バンドの間で)起きていることに背を向けていることになり、俺は手がかりが得られない」

トゥールは現在、ヨーロッパ・ツアー中。その後、スタジオに入るようだ。ベーシストのジャスティン・チャンセラーは昨年秋、ニュー・アルバムの制作について「僕ら、たくさんのアイディアを料理中だ。まだ何もレコーディングしていない。来年春までツアーで忙しいからね。それが終わったら、スタジオへ入り、それらをまとめ始めるつもりだ」と話していた。

彼らのスタジオ・アルバムは、2019年に13年ぶりにリリースされた『Fear Inoculum』以来、通算6作目となる。

Ako Suzuki
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