【俺の楽器・私の愛機】1585「圧倒的コスパ!憧れのスタインウェイ・サウンド!(セカンドライン)」

ポスト

【Boston GP156 Performance Edition II】(東京都某所 マイペースなアマピアニスト Aさん ◯◯歳)


私がピアノを始めたのは、おおよそ9年前から。母がピアノを習わせようと、白いKAWAIの電子…といっても鍵盤の部分をアップライトと同じいいものを買ってくれ、いい先生とも二人目で巡り合ってそのまま8年ほど続けていた頃、なぜかご縁があって新しいピアノを買うことにしました。

当初は「本気目にやっている趣味ではあるものの、私はいい感じのアップライトでいいかなぁ、、、」なんて思っていましたが、ピアノの先生が「Aくん、予算に余裕があるんだったら世界三大メーカー(ベヒシュタイン・ベーゼンドルファー・スタインウェイの三社のこと。世界のトップ3のメーカー)のアップライトよりYAMAHAやKAWAIのベビーグランドのほうがいいわよ。音の出方がぜんぜん違うから。」とアドバイスを頂き、「どうせなんだからグランドにしてみようかな。」なんて思いながら自分に合っていそうなメーカーを探し始めました。

理想は世界トップブランドのスタインウェイの響き。だけれど、何十年前の中古でも(当然ながら)スタインウェイのグランドは1000万に届きそうな価格帯でしかありませんでした。当然、そんなピアノは予算外。しかし、スタインウェイにはBostonと言う名のセカンドラインがあり、スタインウェイよりリーズナブルながら、スタインウェイの魂を感じられるということで、ブランド内で最も小さいグランドのGP156を探しました。

先生といっしょに3台程度試弾したのですが、探し始めてから数週間経って日本での新品Bostonの流通を統括するスタインウェイ・ジャパンにおいてあったGP156 PEIIが自分にあっていると感じていたので、予算オーバーは目に見えていましたが、勢いで購入!温かみのあるパワフルな音色で十八番のショパンのワルツを上手に奏でてくれる名器です。

調律がちょっとズレると高音部のキラキラがしつこ目になってしまうのが玉に傷ですが、惚れた目で見ればアバタもエクボです。まるで我が子のように溺愛して湿度管理をしっかりしながら弾き込んでいます。納入してまだ半年ほどですが、これから末永く育てていきたいと思います。

余談ですが、同じ型のピアノでも個性によって全然音が違うことに驚きました。もっとキラキラした音のものもありましたが、複雑で落ち着いた音色の個体に決定しました。




   ◆   ◆   ◆

ピアノは門外漢で全くよくわからないので、「こういうピアノって、おいくらくらいするんだろう」と下衆ながらネットを見てみたら、桁が違って腰がやられました。ヴァイオリンを筆頭に管楽器にしても管弦楽で使われるような楽器って、あまりに高価でいかんともしがたいですよね。音楽や楽器なんて気軽に始めればいいものなんだと思うんですけど、本気になるに従って経済的な追い打ちを食らうの、辛いよなあ。でも同モデルでも個性で音が違うという話、やっぱそうなのか。生きているように鳴り、音も育ち、プレイヤーの呼吸とシンクロしてくれる愛機って、どんな楽器でも同じなんですね。可愛いですね。値段は可愛くないけど(笑)。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報