ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード「これで最後と宣言したら光が弱まる」
Aaron Rubin, CC BY-SA 4.0
ジューダス・プリーストのフロントマン、ロブ・ハルフォードは、「これが最後のツアー」もしくは「これで終わり」と考えながら活動したくないそうだ。そう思った途端、パワーが弱まってしまうと考えているという。
ドイツのメディア『Rock Antenne』のインタビューでジューダス・プリーストに終わりはあるのかと問われたハルフォードは、こう答えている。「ない、ないね、いい質問だ。だが、ない。俺は、終わりを意識した途端、意気消沈したり力が抜けて、光がちょっと弱まると思ってる。俺は、このバンドにいる全員が、この19枚目のスタジオ・アルバム『Invincible Shield』に満足していると思ってる。”あと1回ツアーをやって終わりだ“とか、”最後のアルバムを作って…“と考えたら……、わかるだろ、人生は人生だ。俺ら全員、常にいろんな感情を抱く。”あーあ、今日も仕事だ。でもベッドに留まりテレビを見たい“って日もあるだろ。それってフツーのことだ。でも、バランスを保たねばならない。ジューダス・プリーストが成し遂げたことを考えれば、責任も生じる。俺はこれを言わねば。ファンには借りがある。だから、俺らはドイツやオーストリア、イタリア、フランス、スペイン、日本、ニュージーランド、オーストラリアへ行かなきゃいけないんだよ。俺らのビューティフルなファンたちが待っている。このバンドを再び観たいと待っている」
ジューダス・プリーストは、今月8日にリリースしたニュー・アルバム『Invincible Shield』をプロモートした新ツアーを11日に英国グラスゴーで開幕。今週火曜日(3月19日)に故郷バーミンガムで開いた公演の一部にはグレン・ティプトンも参加した。
通算19枚目のスタジオ・アルバム『Invincible Shield』は全英2位と、キャリア最高位をマークした。
Ako Suzuki
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