【俺の楽器・私の愛機】1545「Eagleは走る」

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【B.C.Rich Eagle 80~90年代製?】(石川県 りゅう 20代マジでがけっぷち)


1469の記事内の写真に少し映っていたEagleについてです。こちらは分かる人が見たら分かるかもしれませんが、「北陸新幹線かがやき」をモチーフにして改造しています。

なぜこのギターを制作したのかというと理由は2つあり、1つは単に「新幹線モチーフのギターがあったら格好いいなー」と思っただけです。あともう1つは「地元愛」でしょうか。地元石川県の県鳥がイヌワシということでEagleをベースに選び、そして石川県を通る新幹線かがやきをモチーフにしました。あと元々B.C.Richはスルーネックなのでそれに寄せる見た目にしたかったという思いもあります。

いずれ来る日に備えオークションサイトを巡回してましたが、意外にもわずか2週間後に真っ白なEagleが出品されました。これが運命か、と即落札。価格も2万円程度と安く収まり、気兼ねなく改造できる個体に出会いました。

はんだにカッターが付いたみたいな工具やその他工具を駆使し、プラの粉まみれになりながら苦心の末制作。仕上がりはピックアップの位置がずれるなど雑でしたが、それ以上に完成した時には達成感がこみ上げてきました。

私はステージに立ったことはないですが、この「かがやきギター」と共にステージに立ってみたかった思いもありました。しかし引っ越しのため手放さずを得なくなり、それは叶わぬ夢となりました。

それから数か月後、再びオークションサイトを巡るとあの「かがやきギター」が出品されているのを見ました。出品者は愛知県の方だったと記憶しています。敦賀開業どころかそんなところまで走って行ってるとは。

その「かがやきギター」を手にした方、可愛がってやってください。そして来たる本物の北陸新幹線かがやきも敦賀開業が迫ります。石川から希望を。

P.S.このギターと同じ改造を施したSGタイプギターがまだどこかにあります。





   ◆   ◆   ◆

今もなお「かがやきギター」は日本のどこかを走っているのですね。今では手放してしまったという寂しい話のはずなのに、誕生エピソードとその後を知ると、今以て息づくエモい話に聞こえます。手放してしまったけれど、思い出とこだわりと注いだ愛情はなんら風化するものではないということだ。物理的に手元になくても写真と思い出とその感情は未だ渦巻く…この世は波動でできているという量子力学を思い起こすなあ(謎の感情)。もしこの記事をみていたら、今現在の「かがやきギター」の様子を投稿してください、現オーナーのあなた。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

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