【俺の楽器・私の愛機】1526「19世紀のボディ材」

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【オーダー品】(奈良県 M まあまあな歳)


初めまして

戦前の古民家を解体し、使われていたケヤキの一枚板をいただく機会がありました。この古材をギター工房に持ち込み自分のオリジナルギターを作ってもらいました。

大正末~昭和初めに建てられた家なので家の一部として約100年。それだけ経っても歪みのないしっかりした板です。

当時は自然乾燥で、しかも乾燥に時間のかかるケヤキとなると板材になる前に伐採されたのは明治時代でしょう。19世紀の材、というだけでワクワクします。

自分好みのパーツを選び、デザインの要望など色々工房に伝え待つこと数ヶ月。期待以上のすばらしい出来上がりです。

弾いてみるとコシのある素晴らしい鳴り。低域がしっかり出ているのに輪郭がくっきりしていてノビのある音。家具や建築の高級材として使われるので楽器用にはほとんど見かけませんが、ケヤキ、まじで使えます。

とにかくめちゃくちゃいいです。新品なのにヴィンテージ。唯一無二のギターとなりました。




   ◆   ◆   ◆

これはすごいぞ。国宝級…とまで言うと大げさかもしれないけど、けやきの1ピース、自然乾燥の100年ものだなんて、手に入るもんじゃないからね。ブライアン・メイのお父さんもびっくりや。そもそもエレキギターなんか誕生していなかった頃の木材なんだから、現存ヴィンテージよりもさらなる先輩ってやつ。デザインもいいですね。テレヘッドだけど、ボディはギブソン系。カッタウェイの形状でほんのりトラヴィス・ビーンを思い起こしちゃったりして、萌え要素が加速した。写真を見るに、ギリもう一本作れるヨカン。わ、わたしにも作ってくれないか(震え声)。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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