【俺の楽器・私の愛機】1516「国産ギターの改造癖という煩悩は続きます。」

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【Flanpton テレキャスターシンライン】(長野県信濃町 50からのジャズライフ 51歳)


1473のYAMAHA1474の北折1484のGabanと紹介していただいて、もう一つジャパビンというか、旅先のリサイクルショップで眠っていたジャンク再生記です。今回はFlanptonのテレシンライン。

調べてみると、マツモクの製造のよう。本家2ハムのシンラインは1972年ということは、頑張ってコピーして、1973~74年にリリースしたモデルかな?当時マツモクはGrecoも作っていたはずなので、スーパーサウンドのシンラインとは異父兄弟という感じでしょうか?

このFlanptonもパンケーキ構造なのですが、当時は流行っていたのでしょうか?「?」ばかり、質問箱代わりのような投稿ですみません。

このころのMAXON製PUにも興味があったのですが、音は出ませんでした。残念。というわけで、このギターもPU遊びの土台です。

オーソドックスなハムバッカーを付けて、テレギブ方向に持っていこうかというアイデアはいつでもできるので、まずは実験!と、フィルタートロンのハムバッカーサイズのものを付けてみました。そして、前所有者が改造したのか、中のザグリが弁当箱に近い状態になっていたので、ピックガードに穴を開けて、センターに出力が高めのシングルFender Noiseless hotを。ピエゾも増設して、ステレオアウトにしています。当然と言えば当然ですが、グレッチとフェンダーの中間のようなサウンド。なかなかいじりがいのある面白いバリエーションが出せます。

実は私、メインはエレガットなのでGodinとYAMAHAのサイレントを使っているのですが(普通なので投稿していません)、それ以外で所有しているギターはこれですべてになります。

もし次買うとしたら、また日本製の箱モノかな。ギブソン系のセミアコとか、グレッチ系とか。アコースタソニックのようなタイプとか、エレアコにマグネチックPUが付いたモデルのようなタイプを、聞いたことのないメーカーが70年代、80年代にやっていたとなったら最高です。

こじらせたマニアの所有欲をくすぐるモデルって、何かないでしょうか?

いやいや、このシンラインを、“シンライン”ではなく、フリーダムCGRの「Pepper シリーズ」のように完全ホロウボディにすれば、近いサウンドは手に入れられるのでしょうが、そんな大手術は可能なのか?

まだまだ煩悩は続きます。




   ◆   ◆   ◆

あの頃、いろんなコピーを手掛け、品質向上を狙いながらもコストカットにも余念なかった日本製のギターは、フェンダー系にも関わらずパンケーキだったり、とにかく端材をくっつけて数ピース構造のネックだったりと、とてもカオス。今となってはそこがキュートなんですけどね。で話は飛ぶんですが、ほとんど話題になっていないフェンダーのハイウェイシリーズって、私は高く評価してます。アコスタソニックとのキャラかぶりで日の目を浴びないんだと思うのですが、それは見た目だけでコンセプトと思想は全く別物だということが世間に伝わっていないよなあ。アコスタソニックで得た技術とノウハウをもって、ゼロからアコースティックギターを設計・開発したエポックなギターなんですよね。レガシーなアコギの構造を基にしないというコンセプト自体、フェンダーにしかできない崇高な理念なわけで、エレキを持つギタリストがそのまま違和感なくアコースティックを持つとしたらどういうものであるべきを具現化したフェンダーからの回答なんすよね。トップにノブを配置したのも、サイドにチューナなどのコントロール系を付けないのも、ボディ厚が薄いのも、すべてフェンダーのエレキを弾くギタリストの所作を最大限に重んじた結果だと思うのです。これって凄いことでしょ?そういう見えない条件を解決させたアコギがハイウェイシリーズ。もっと評価されるべきと思うわけです。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

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