BAROOM RECORDS発足、第一弾レコードはBIGYUKIのリモート・ダイレクト・カッティング盤
南青山のMusic Hall & Bar BAROOMが、BAROOM RECORDSを始動する。
◆BAROOM RECORDS 関連画像
BAROOMは、ライブイベントを開催する円形ホールと、約1万枚のレコードコレクションを有するミュージックバーが共存する空間。100名収容の円形ホールは、優れた音響空間で圧倒的な没入感と一体感が生まれ、2022年のオープンよりさまざまなアーティストたちの表現の場となっている。繊細な一音一音に集中して聴き込める空間だからこそ、アーティストから瞬発的に紡ぎ出される演奏は素晴らしく、唯一無二のものと言える。
そんな熱のこもったライブパフォーマンスをパッケージ化して、新たなアーカイブとして残していきたいという思いから、BAROOM RECORDSを発足。BAROOMで行われる“intimate(=親密)なライブをそのまま記録”することをコンセプトに、厳選したライブ音源を届ける予定だ。
そんなBAROOM RECORDSの第一弾となるのは、2023年8月21日(月)に開催された<JAZZ at BAROOM - BIGYUKI ->。世界の第一線で活躍するキーボーディスト・BIGYUKIがBAROOMからライブのオファーを受け、初の試みとなるレコーディング方法に賛同、実現したもの。演奏した音をその場でミックスダウンしアナログレコードの元になるラッカー盤(マスター盤)にリアルタイムでカッティングしていく、アナログ盤の最高音質を追求した「ダイレクトカッティング」を、従来の方法とは異なり、ライブ会場であるBAROOMと日本コロムビアのカッティングスタジオを高速インターネット回線で繋ぎ、世界初のライブ演奏からのリモート・ダイレクト・カッティングを実施。アナログレコードの解像度を遥かに凌ぐデジタルストリームで伝送しながら、パフォーマンスが生まれた“その瞬間”をレコードに刻むという、アーティストと技術者の力が結集した作品だ。
1曲目に収録されたのは、2021年にリリースされたアルバム『ネオン・チャプター』から「Theia」。原曲はバンド編成のジャジーな作りだが、この日はピアノソロでの再解釈バージョン。リモート・ダイレクト・カッティングによる当日の緊張感がダイレクトに味わえる。そして2曲目は、アンコールで演奏された、美しいメロディが印象的な「In A Spiral」。ボコーダーを使用し、よりエレクトロニックに仕上げられた楽曲は、この日だけのオリジナルアレンジ。BIGYUKIの演奏力、リアレンジ力もさることながら、ライブパフォーマンスの一瞬を改めて聴くことができる喜びを、体験してほしい。
今後もBAROOM RECORDSからは、リモート・ダイレクト・カッティングによるレコードや、ライブレコーディングの音源化など、さまざまなアーティストの“intimateなライブ”音源のリリースを予定している。
■BAROOM RECORDS第一弾
ARTIST:BIGYUKI
BRLB-1|12inch single|¥5,000(税込)
A SIDE:Theiā
B SIDE:In a Spiral
数量限定販売 *シリアルナンバー付
特設サイト特設サイトにて1月10日より予約受付中:https://baroom.tokyo/label-bigyuki/
◆BAROOM オフィシャルサイト
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