アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン「POWER TRIPフェスティバルは奇妙な体験」

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アイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンは、10月に米カリフォルニアで開催されたハード・ロック/ヘヴィ・メタル・フェスティバル<Power Trip>で、通常の彼らの公演やフェスティバル出演とは異なる体験をしたそうだ。

ブラジルのラジオ局92.5 Kiss FMのインタビューで、彼はこう語った。「Power Tripは俺らにとって、ちょっと奇妙な体験だった。俺らはいいショウをやったよ。メイデンのショウだ。俺ら、“ああ、Power Tripだから、ヒット曲をやらねば”とは考えなかった。メイデンのショウをやった」

しかし通常とは異なり、奇妙だと感じた理由が2つあったそうだ。オープニング・アクトがいなかったため、場が活気づくことなくステージに上がったのと、前方にいた観客のリアクションに違和感を覚えたらしい。

「ステージ前にいるべき人々が、俺らにとってはちょっと奇妙だった。あのフェスティバルのチケットはものすごく高かったから、彼らは後方にいたんだ。ステージ前にいる人たちは金持ちって感じで、何でもケータイで撮影したがっていた。で、俺らがパフォーマンスを観せたいと思っていたキッズは後ろの方にいた。あれにはイラついたな」「俺らは来年、アメリカで自分らのツアーをやる。ステージ前方にくるのは、それに値する人たち、本物のファンだ」

<Power Trip>フェスティバルは3日間開催され、1日目にアイアン・メイデンとガンズ・アンド・ローゼズ、2日目にジューダス・プリーストとAC/DC、3日目にトゥールとメタリカが出演。チケットは1日券がなく、3日通しで599~3,250ドル(約9万~49万円)と高値だった。

ディッキンソンは2024年3月に約19年ぶりとなるソロ・アルバム『THE MANDRAKE PROJECT』をリリース。英国の音楽誌『Kerrang!』によると、彼は最近、フランス人の女性Leana Dolciさんと再々婚したそうだ。

Ako Suzuki
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