【俺の楽器・私の愛機】1457「relicの沼から助け出した52tele」

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【fender 52telecaster】(山形県 haemon 還暦過ぎ)


長くfender telecaster thinlineとgibson lespaul faded60'を楽しんでいましたが、50歳過ぎてからネットオークションにはまり、念願のstratocaster E.C.modelを落札したのを機会にGASに罹患しました。

いつものようにオークションサイトを観ていて気になったのがこの個体、前から欲しかったバタースコッチの52teleです。説明書きには「relic加工中のため外観に難あり」とありました。そのためかスタート価格も低く、信じられないくらい安く落札できました。

ソフトケースに入って送られてきた彼女は、ヘッド、ネック、ボディーの所々がサンドペーパーによるrelic加工のために塗装が剥がされていました。使い込んで時間経過とともに年輪が刻まれるのは気にならないのですが、この娘はまだ若いのに無理やり化粧され大人の格好をさせられているようです。アンプに直でつないだ音はまさにfenderのソリッドギターの音、とても気にいったのですが回路を53以降の配線に変えています。この娘の肌の傷が癒えて年齢相応になるまで付き合ったら、息子のところに嫁がせようと思います。





   ◆   ◆   ◆

確かに、レリックというのは若い子にそれ風な化粧とファッションを強要しているのかもしれないですね。私もレリック/エイジド加工は大好きで、その沼の心地よさ&恐ろしさを散々味わってきたひとりでした。一時期は1964年製のギブソンSGを持っていたので、その表情…言ってみれば人生の年輪そのものを、新しいギターに模写したりもして、楽しかったんだけど生産性はなかったかも…。でもデニム然り革製品しかり、人が長きに渡って愛でてきたことから現れるエイジングですから、人生を共にしてくれる素養と確からしさにこそ、揺るがぬ価値があるということ。しっかりしたものには、若くてもその価値は透けて見えてきますよね。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

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