【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ドブロギター」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第117回のお題は「ドブロギター」です。

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ドブロギターは、通常、ドブロスティール・ギター、または短縮してドブロとも呼ばれる、特別なタイプのアコースティック・ギターのことである。

ドブロギターは1920年代に米ワシントン州の製造業者、ジョン・ドーフィスとルドルフ・ドーフィスが設立した「Dobro Manufacturing Company」によって開発された。後にこの会社は「Dobro Corporation」として知られるようになり、さらにギブソンに買収された。現在、ギブソンのサブブランドである「Gibson Original Acoustic Instruments」がドブロギターを製造している。ドブロギターは従来のアコースティック・ギターに比べて大音量で、特にカントリー・ミュージックやブルーグラスなどのジャンルで使用された。

ドブロギターはメタル製の共鳴胴(リゾネーター)を備えた鋼製のボディ。メタル製の共鳴胴には複数の音孔(フェイ・ホールズ)があり、これにより独特の響きが生み出される。スライド・ギターとして演奏されることが一般的で、ボトルネック(スライドバー)を使って弾かれることが多い。

ブルーグラス、カントリー、ブルース、フォーク、アメリカーナなどの音楽ジャンルで広く使用されています。特にブルーグラス音楽でのリード・ギターとして人気がある。

文・編集部

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