【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「オカリナ」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第113回のお題は「オカリナ」です。

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(C)musiking / Pixabay

オカリナは、吹奏楽器の一種で、通常陶器やプラスチックなどの材料で作られ、音を出すために口と指を使う。この楽器は、特にゼルダの伝説シリーズなどのビデオゲームや、映画などの音楽で知られている。

オカリナの起源は、19世紀にイタリアの楽器製作者カルロ・ベウティによって設計されたものとされている。しかし形状や原理は、古代の陶器の笛に由来しており、世界中で類似の楽器が存在する。そのため、オカリナは古代の音楽文化ともつながりがあると言われる。

通常、8つの音孔が開いており、これらの音孔を指で塞ぐことで音を変える。音孔の配置や指の位置によって音階を演奏する。一般的なオカリナは、12音の音階を演奏できるが、バリエーションによって異なる音階を持つものも存在する。

オカリナは、その美しい音色と簡単な演奏法から、さまざまな音楽ジャンルで人気。特に、日本やアジア、ヨーロッパなどで愛されている。また、ビデオゲーム音楽や映画のサウンドトラックで使われることもあり、特に「ゼルダの伝説」シリーズの主題曲などが有名である。

一般的なS型オカリナから、ティン・ホイッスル、パンフルートのような形状のものまでさまざまな種類があり、それぞれ音域や音質も異なるため、演奏者の好みに合わせて選ぶことができる。

文・編集部




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