元アイアン・メイデンのブレイズ・ベイリー「心臓発作を起こしたのが家で助かった」

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今年3月、自宅にいるとき心臓発作を起こしてバイパス手術を受けた元アイアン・メイデンのヴォーカリスト、ブレイズ・ベイリーは、自宅で発症したのが不幸中の幸いだと考えているそうだ。ツアー中、ホテルに一人でいるときに起きたら、助かっていなかったかもしれないという。

◆ブレイズ・ベイリー画像

ベイリーは「Blabbermouth.net」のインタビューで、当時のことをこう振り返っている。「俺はものすごくラッキーだったと思ってる。心不全ではなく心臓発作だった。それに、これが凄い。土曜日の午後で、家でくつろいでいるときだったんだ。婚約者を夕飯に連れて行く準備をしようとしていた。詳しいこと話して退屈させるつもりはない。とにかく、透明人間になったブラッキー・ローレス(W.A.S.P.)が俺の胸に乗っかったって感じで、動けなくなったんだ」

「俺は、救急車が出動する救急ステーションから5分のところに住んでる。救命救急士たちは休憩に入るところだったが、電話が鳴り、彼らは“その後に休憩取ろう”ってことになったんだ。それで、俺の家に2分以内に駆けつけてくれた。俺はバーミンガムの近くに住んでいるんだが、15分以内のところに病院が4つもある。15分以内に、俺は病院で治療を受けることができた。土曜日のことだ。月曜日からヨーロッパ・ツアーに出るはずだった。そしたら、ホテルでひとりだったかもしれない。ユーロトンネルの中だったかもしれない。アウトバーン(ドイツの高速道路)を走っているとこだったかもしれない。もし、心臓発作を起こすのに適している場所があるとしたら、家だ。俺はとてもラッキーだった。救急士たちは、婚約者に“彼は大丈夫だ。でも、あと10分遅かったら、僕らはここにいなかったかもしれない”って言ってた。危なかったよ」

ベイリーは、まだ重いものは持てないが、医師たちからアクティブでいるよう言われており、歩くなどして体力を取り戻しつつあるという。

現時点、10月終わりにライヴ・パフォーマンスを再開する予定でいる。



Ako Suzuki
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