【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ウクレレ」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第108回のお題は「ウクレレ」です。
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(C)Colin Maynard / Unsplash
ウクレレは、ハワイ発祥の小型の弦楽器であり、一般的には4本のナイロン弦を持つ。木製の共鳴箱とネックから成り立ち、指で弦を押さえながら演奏する。弦は一般的に「G」「C」「E」「A」と調弦され、下から順に、4番弦がG、3番弦がC、2番弦がE、1番弦がAとなる。
ウクレレには、以下の主な種類がある。
ソプラノ:最も一般的なサイズで、トップからボトムまで約21インチ(約53センチ)の長さ。明るい音色が特徴。
コンサート:ソプラノよりもやや大きく、約23インチ(約58センチ)の長さ。音量と低音の響きがやや増える。
テナー:さらに大きく、約26インチ(約66センチ)の長さ。ソプラノと比べて音域が広く、豊かな響きを持っている。
バリトン:最も大きなサイズで、約30インチ(約76センチ)の長さ。ウクレレの中でも低音の響きが特徴で、ギターに近い音域を持っている。
他の楽器と比較して比較的手頃な価格で入手でき、練習や演奏の際にも持ち運びが容易。また初心者でも比較的短期間で基本的なコードや曲を演奏できるため、人気がある。基本的なテクニックとして、ストロークと呼ばれる、指や親指を使った上から下への動作により、弦をなぞって音を奏でる方法と、メロディラインやアルペジオを演奏することができる、指を使って弦を個別にプラック(ピッキング)するプラッキングなどがある。
明るく愉快な音色を持つ本機は、初心者にも習得しやすい楽器として知られており、その小型のサイズや独特な音色からポップス、フォーク、ハワイアン音楽など、さまざまな音楽ジャンルで広く使用されている。
文・編集部
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