【俺の楽器・私の愛機】1372「あの驚きの音は何処へ」
【メーカー不明モッキンバードタイプ】(さいたまの奥地 せんむ モッキンのバンド世代)
「変なギター欲しい病」を発症して某オークションサイトを徘徊中に、ネックとボディだけのモッキンタイプを発見してしまいした。メーカー不明だしパーツ全部無いドンガラだし、でけっこうお安く購入できました。
手元に届いてみると、ネックがビックリするぐらいの逆反り状態。でも、思いっきり締め込まれたトラスロッドを緩めたら、ストレートになって安堵。改めて見ると、意外としっかりした作りなんですよね。「もったいない精神」を発揮して手持ちのパーツで組み上げてみたところ…驚愕! 適当に組んだとは思えないほどのビッグサウンド! 抜けの良い低音、キラキラ輝く高音、「俺が求めていた音はコレや!」と絶叫しました。してないけど。
ということで、パーツのグレードアップ!ペグは秘蔵のGOTOH、PUはリアは投げ売りされてたダンカンJB、フロントは某リサイクルショップの青箱で見つけたバーストバッカー(1,000円でGET!)、ブリッジは妥協して安めのバダスタイプ。これでバッチリや!いくでええ!と鳴らしてみたら…なーんか違うんですよねぇ…
低音も高音も、悪くはないけど普通の音。適当なパーツで組んだ時の、あの音で鳴ってくれません。安物バーブリッジに戻したら「まぁまぁこんなもんかな」ぐらいにはなったんですが、やっぱりあの時の音は出ません。ショック。全部外して、元の適当パーツに戻すか悩んでいます。高けりゃ良い、ってものでもないんですねえ…
◆ ◆ ◆
こういう話、聞き耳立てちゃうなあ。どこかに真実が潜んでいそうな、聞き逃がせない話やん。その後、元のパーツに戻してみたのでしょうか。適当に組んだという最初の状態が何か奇跡のバランスを生んでいたのだと思いますが、そこに再現性はあったのか…。物理/力学の見地からは再現性あって当然なはずですが、そのビッグサウンドを感じ取った時のせんむさんの心理状態はどうだったのか。平静だったのか手に汗握っていたのか期待ゼロだったのか。要はサウンドの評価なんて脳による知覚反応なのですから、せんむさんの心理状態に着目したほうが、あの時のビッグサウンドに近づくことができると考えることもできます。空腹が最高の調味料であるように、耳が空腹状態になっていればその時のサウンドはグレートですもん。要は報酬系を刺激するサウンドこそが、至宝のドーパミンどばどばサウンドってこと。人間って面白いですね。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7
「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ