【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「バンジョー」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第105回のお題は「バンジョー」です。

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(C)Chen Mizrach / Unsplash

バンジョーは、弦楽器の一種であり、特にアメリカ合衆国のフォーク音楽やブルーグラス音楽でよく使われる楽器。外観的には、円形の共鳴胴(リム)と、その上に張られた弦を持つ特徴的な形状をしている。

バンジョーのリムは通常、金属や木材で作られており、その中心には胴の強度を保つための棒(トーンリング)が配置されている。リムの上部には、通常は5本の弦が張られているが、4本や6本の弦を持つバンジョーもある。弦は指板(フィンガーボード)に沿って張られ、ヘッドストック(先端部)にチューニングペグがあり、弦の緊張度を調整することができる。

バンジョーは、指弾きやピックを使って演奏される。演奏技法には、ストラム(弦を一斉にかき鳴らす)、フィンガーピッキング(指で弦をつまんで演奏する)、スクラッグ(特定の弦を指で弾いて、残りの弦をダンプする)などがあり、音色は明るく、鋭く、独特な響きを持っており、フォーク音楽やブルーグラス音楽の伴奏やソロ演奏において重要な役割を果たしていると言える。

バンジョーはアフリカやアメリカ合衆国の奴隷の文化に起源を持ち、19世紀から20世紀初頭にかけてアメリカの民俗音楽に広まった。現在では、アメリカ合衆国のフォーク音楽やブルーグラス音楽をはじめ、さまざまな音楽ジャンルで使用されている。

文・編集部




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