【俺の楽器・私の愛機】1344「短命に終わった「ヤマハ」の万能機」

ポスト

【YAMAHA SFX-II】(埼玉県 キーちゃん ナイショ歳)


ヤマハ株式会社和田工場(現在閉鎖、跡地は杏林堂薬局和田店)生産による、1985年製のジャパン・ヴィンテージ。初出は山本恭司のシグネチャー・モデルで、市販にあたり『SFX-I』『SFX-II』『SFX-III』の3モデルをラインナップとして揃えたものです。中位機種の『SFX-II』は、最もバランスが良くセールス的にも人気が高かった。

「SFX」シリーズは3度仕様変更されましたが、当個体はアガチス・ボディーにナトー・ネック、ナット幅40.5㎜のナロー・ネック、ネック・バインディングが無く、ノブがスピード・ノブ、ジャックがボディー・トップに配置された第2世代モデルです。ピックアップは『バーヨークハンバッキング"POWER GUERRILLA-I"』で、マグネットにはスピネックスを採用、トーン・ノブがスイッチ・ポットになっていて、バイサウンド(コイルタップ)も可能です。アーチドトップ・ボディー及びセット・ネック構造により、ロング・サスティーンに優れています。

なお、販売当時の価格は8万円でしたが、「ヤマハ」は自社工場生産の為、OEM主体の他社製品の十万円クラスに相当します!

【Specification】
●製造年:1985年(Made in Japan)
マイク:バーヨーク・ハンバッキング"POWER GUERRILLA-I"×2
コントロール:V, T(バイサウンドSW 付), マイクSW
胴:アガチス
棹:ナトー(628㎜/ミディアム・スケール/ナット幅40.5㎜)
指板:ローズ
胴ー棹:セットネック
弦:スーパーライトゲージ
アームユニット:"Rockin’ Magic II"
重量:3.7㎏
カラー:ブラックパール(BP)
24フレット
価格:¥80,000





   ◆   ◆   ◆

SFXも振り返れば名機の一端ですね。思えば、私のエレキ人生においてもYAMAHAからは大きな影響を受けていた気がする。フェンダーやギブソンに憧れ続けた世代だったけど、結局SG3000も使っていたし、古くはSG-45のシェイプやSG-50のピックガードにも惹きつけられていたもんな。SXの個性にも痺れたし、TSGも好きだったし、YSGもライブで愛用していた。ヤマハって、アグレッシブで個性豊かなデザインがすごく多いんですよね。そもそもSG-5のデザインなんかかなりぶっ飛んでいたし。ベースで言えば、今でも世界一好きなデザインはSB75。このアシメなボディ、あのピックガード、そして直線ヘッド。もう完璧なカッコよさ。このデザインのギターがほんとに欲しかった。今でも欲しいけど。SGやパシフィカのような王道のモデルもいいけど、そんなYAMAHAの集大成エレキって、REVSTARだよね。これマジでいいギター。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報