【俺の楽器・私の愛機】1326「火花が散る音」
【Greco SE-600S 77'】(北海道 ペョン・ジョトルーシー 50歳)
※モデル名は仕様からの推測です
今春ふらりと立ち寄ったハードオフのジャンクコーナーで一目ぼれしてしまい、詳細不明のまま5000円で購入しました。ジャンクといえどもギターを買ったのは約10年ぶりで、昂る気持ちを家族に悟られない様にすましていつつも頭の中はこのギターでいっぱいでした(笑)。
ジャンクの理由は音が出ない。との事だったもののポットとジャックの接点不良が原因で、PUは無事に生きておりました。さっそく、VoポットをCTS製 GZ-CTS M300A、ピックガードを手持ちのアノダイズド8穴に、トレモロのバネはRawVintageのrvts-1に交換しました。
初めてレリック加工もやってみましたが凄く楽しくて、やり過ぎないように自重するのがツラいです。
見た目やサウンドは敬愛するギタリストのモデルに寄せております。改造前はパリっとしたストラトの音だったのですが、改造後はレンジのバランスも良くなりストラト独特の空気感が強調された優等生の音になりました。
ただ、1弦のテンションがキツすぎるのでもう少し調整したいところです。
ヘッドにSPARKLE SOUNDSの表示、PUもexcel刻印ありだったので当時のカタログには掲載されていないけどSE-600ぐらいのモデルかと考えています。年式的にはジャパンビンテージと呼べるものの、音はそんなに枯れておりません(笑)。
持ち主の方が先に枯れそうですが、これからまだまだ愛でていくつもりです。
◆ ◆ ◆
タイトルに「火花が散る音」だなんて、ギタリストの前に詩人やないか。ちなみにレリック加工に自重は不要です。最後はロリー・ギャラガーになるだけです。それにしても5000円はヤバい。今更ながらですが、当時の国産ギターのクオリティは凄いですよね。当時はとにかくフェンダーに憧れながら現実を突きつけられて国産を手にしていたわけですけど、本家をも凌駕するような作りだったなんて思いもしなかった。ほどなくしてフェンダージャパンが発足し、数十年の歴史が流れ、今になって「あの頃の日本製は凄かった」と本国フェンダーが語っちゃうくらいの衝撃があったわけです。ビジネス的にも文化的にもいろんな「火花が散った時代」だったわけですね(←うまいこと言った)。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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