デフ・レパードのリック・アレン、暴行事件を振り返る

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(C) Ross Halfin

3月中旬、滞在していたホテルの外でいきなり男に暴行されたデフ・レパードのリック・アレンが、事件後初めてインタビューに応じ、当時起きたことについて振り返った。

◆リック・アレン動画

米ABCの朝番組『Good Morning America』のインタビューで、アレンはこう語った。「足音が聞こえ、暗い影みたいなものがちらっと見えた。気づいたら、僕は地面に倒れていた。背中から倒れ込み、続いて、頭を打った。手を上に伸ばしたんだ。もっと攻撃されると思ったから。それで、“僕は君を脅かすものじゃない”って言ったんだ。彼は僕が誰だか知らなかったと思う。でも、僕は脅威ではないと見たに違いない。だって、僕には腕が1本しかないんだから」

1984年に起きた自動車事故で片腕を失うという悲惨な出来事を体験している彼は、事件後、どう対処すべきか、わかっていたという。「僕はすぐに、僕には最高の妻と素晴らしい家族がいる、それに感謝せねばという思いに至った。僕はまだこの場にいると、崇高なる力に感謝し始めた」

ドラムをプレイすることも回復の役に立ったそうだ。「自分がバンドで永遠に音楽をプレイするわけではないのはわかってる。でも、そうしている間は、できる限り多くの人たちをハッピーにするつもりだ」と語った。

デフ・レパードは先週金曜日(19日)、ニュー・アルバム『Drastic Symphonies』をリリースし、故郷シェフィールドで特別公演を開催。月曜日(22日)に同じくシェフィールドで、モトリー・クルーとの<The World Tour>のUK/ヨーロッパ公演をスタートさせた。



Ako Suzuki

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