【俺の楽器・私の愛機】1309「タイムマシンよお願い」

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【Gibson lespaur true historic 59年モデル】(福井県 ビターヒーロー まだ26歳)


すごく興奮しながら書いてます。Gibsonのレスポールはギターを始めた中学生の頃から欲しいギターでいつか買いたい、それもどうせ買うのだから凄くネックが太くてイイヤツが欲しい…と。

そのため58年モデルを狙ってたのですが、近頃はGibsonよりFenderのギターが人気なのか中々レスポールもショップに置いてない、入った来てもすぐに売れちゃう…。探し疲れなのかなぜかカスタムショップのセミアコでも探すかーと思ったりしつつも中々巡り合わず…。

そんな中最近は話題のあのバンドアニメのせいでやっぱりレスポールが欲しいと目を冷ますも、世間的にもレスポール人気が再熱したのかGibsonが品薄なんて事もありやはりこういうものは巡り合いだよなと考えゆっくり探していくもそれから半年。

この記事を書いている今日ですよ今日、なんとなくいつものギターショップに行くとFenderのEric Claptonのシグネチャーモデルが…。最近の武道館公演の熱も冷めていなかったので試しに弾かせてもらうとやはりイイギターなもんで、買っちゃおうかなーなんて思いましたが、やはりレスポールが欲しいんだと店主にも伝えちょっと後悔しながらも店を後にしました。

それから数時間後。先程のショップから電話が、もしかして試奏したギターに傷でもつけちゃってたかなとビクビクしながら電話に出ると「今レスポールの59モデルをお客さんから下取りしたんだけど、キミ探してなかった?」と。なんだか変な汗をかきながら今すぐ戻るので見せてほしいと心臓がバクバクになりながらショップに戻った所、待っていたのがコイツでした。

第一印象としてなんて綺麗なギターなんだと思いましたがこのレスポール、前の方が購入したのは8年前ですがその方はコレクターで購入するも一度も弾かず、そのため傷も一つもなくフレットも全く減っていないなんなら弦も当時から一度も交換されてない。当にタイムマシンにでも乗ってきたのかと思う新品そのもの。

ヤバい…欲しい…

だがしかし、見た目は綺麗だが肝心の音はどうなんだと手にとってみるとネックは好みより少し細い、音も弾かれてなかった分育っていない若い音…。しかし数々のロックスターが鳴らしてきたあの音がアンプからぶっ飛んで来てしまい、細かいことがどうでも良く感じ、手持ちのギターを全て手放し購入しました。

こんな綺麗なギターを弾き倒すのは少し気が引けそうですが、今からこいつを育ててあげられるとおもうとニヤニヤが止まりません。なんならこれ書いてる今もニヤニヤしてます。

なにより諦めないで良かったです。





   ◆   ◆   ◆

こういう出会いってあるんですね。これぞ運命。まさに一期一会の邂逅ですね。何かがひとつずれていたら一生出会うことがなかった偶然と偶然のめぐり合わせだもの。そしてこのレスポール、なんとカッコいい面構えでしょう。このレモン具合いもド派手にうねる深いトラも見事な板目も、個人的に好みドンズバ過ぎて、ドキドキが私に伝染した。きっと、ビターヒーローさんがこのギターと出会うために、前オーナーが入手してくれていたのでしょう。日頃の行いがこういうご褒美につながるわけで、やっぱ神様って見ているよねぇ。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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