【俺の楽器・私の愛機】1252「年月を経て価値を実感!」
【YAMAHA SG1000】(中野区 Kyoya Ueda 61歳)
私の愛機 YAMAHA SG-1000。このギターとはもう40年以上のつきあいになります。
高校一年頃にバイトして、憧れのYAMAHAのSG-1000を買いました。1976年頃でしたか。色はちょっとこだわってブラウンの方を。(シリアルナンバー初期のものらしく001706です。)SANTANAが大好きで、その頃カルロス・サンタナはYAMAHA SGの上位機種を使っていたのでなおさら嬉しく、ちょっと自慢でした。 当時はどこに行くにも、アメリカ留学にも持っていきました。
その後私は音楽の評論には関わるものの、演奏からは遠ざかりました。当時なにも知識がなく、このギターこそが私にとってエレキギターの標準だったのですが、それでも今思えば、少々違和感が。
まず、とても重い!友達たちのギターの軽さが羨ましかった。次に、弾きやすいとはとても言えない。さらに、音質コントロール問題。当時エフェクターや良いアンプが手に入らなかった田舎の環境では、サンタナのサウンドに近づくなんてとてもできず、しかも当時の基準だったレスポールの音とも隔たりがあり、音質もコントロールできず、でした。
しかしのちに他のギターに触れてみると、まったく別の魅力がわかるようになりました。とにかく奥行きが豊かで、今では個人でレコーディングするときなどは、他の弾きやすいストラトなどで練習してから、このギターをよく使っています。
私のような価値がわからない未熟オーナーに嫁いだばかりに、このギターは長く不遇の時代を過ごしましたが、これからは大切にしたいと思います。
◆ ◆ ◆
40年も弾き続けていると、ネックもボディも一体となって良く鳴るんでしょうね。当時にとって10万円は高級ギターの部類だったと思いますが、今見ても10万円でこの作りというのは破格。大量生産とはいえ、多分に人の手による製造工程だったと聞いたことがあります。YAMAHA SGはたしかに重く、ずっしりと肩に来ますけど、バイサウンドでタップすると以外に軽やかなサウンドで、コンプをかけるとあの頃よく聞いたクロスオーバーな懐かしい雰囲気が楽しめまるんですよね。YAMAHA SGを弾くとオレンジスクイーザーが欲しくなる(笑)。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7
「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ