GOJIRAのドラマー、メタリカのラーズ・ウルリッヒに対する低評価にウンザリ
Photo: Gabrielle Duplantier
以前からメタリカのラーズ・ウルリッヒのことを「世界一のショーマン・ドラマー」「天才」と敬愛してきたフランスのヘヴィ・メタル・バンド、GOJIRAのドラマー、マリオ・デュプランティエは、いまだウルリッヒに対する世間の評価が低いことにウンザリしているそうだ。
◆『The Downbeat』動画
Stray From The PathのドラマーCraig Reynoldsのポッドキャスト『The Downbeat』にゲスト出演したデュプランティエは、こう語った。「僕らは彼に公正な評価をもたらす必要がある。重要なのは、テンポじゃない。彼が過去に創ってきたものだ。ラーズに関しこういう会話が交わされていることに、僕はちょっとウンザリしている。だって、彼はかなり独自のものを創り上げてきたんだから。(メタリカのアルバム)『...And Justice for All』を聴いてみろ。素晴らしいじゃないか」
「それに、あの身体能力。彼が過去にやってきたこと……シャツなしでプレイし、あの顔を見せ、(ドラム)キットの後ろに立ち上がる。恐らく、何よりも重要だ。ステージに個性がある。子供のとき、僕はそこに魅かれた。テクニックじゃないんだよ。“タイトにプレイしてるのか?”なんて、僕にはどうでもよかった。僕は、ドラムの後ろに“誰か”がいるのを目にした。真の個性だ」
デュプランティは数年前、『Metal Hammer』誌のインタビューで、「ラーズは天才だ。メタリカの最初の5枚のアルバムを聴いてみればわかる。ドラムの演奏が特別だ。僕はいまでも、彼は世界一偉大なショーマン・ドラマーだと思っている。テンポやテクニックの問題じゃない。別のドラマーのメタリカなんて誰も想像できない」と話していた。
Ako Suzuki
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