【俺の楽器・私の愛機】1239「猫も酔わせるK.Yairiのアコギ」
【K.Yairi SY-5 1990年代後半製】(東京都世田谷区 岡本貴之 51歳)
70年代生まれの自分にとって、やっぱりロックといえばギター。いくら年齢を重ねてもその憧れは変わることはありません。バンドをやっているわけでもなく、家で弾くだけの丘サーファーならぬ丘ギタリストの私ですが、賃貸マンション住まいということもありアンプを通さずにエレキギターをちまちまと弾いていました。その結果、「ちゃんとしたギターの生音を出したい!」というフラストレーションが溜まりに溜まり、昨年末にお茶の水で手に入れたのがK.Yairiのアコースティックギター「SY-5」です。
当初はブルースマンっぽい小ぶりなギターを試奏していたのですが、どうもしっくりこない。そこで隣に置いてあったこのギターを持ってみると、ネックがぴたりとフィットして弾きやすく、6弦から1弦までとてもバランスの良い音が出ます。サイド&バックに「コア材」を使用したモデルということですが、店員さん曰くコア材はウクレレに使用することが多く、このギターに使っているコア材だけで数本のウクレレが作れるとのこと。思いっきりコードを鳴らしてみると、かなりデカい音が出ます。ナイロン弦を張るウクレレで使うぐらいだから、スティール弦だとより一層鳴るということなのかなと思いました。スプルース単板のトップも美しく、ひとめぼれ。ネックヒールのクラック修理跡、ヘッド塗装に剥がれがあるということでディスカウントされていて、価格は10万円を切っており即購入しました。
豪快なストロークにも、低音弦を刻むブルースにも、繊細な指弾きにも応えてくれる包容力があり、弾く者の器量が試されるギターです。ちなみにエレキギターを手に持っただけで逃げていくうちの猫が、このギターを弾いている間はおとなしくしています。それも「K.Yairi SY-5」の音色が持っている魅力を物語っていると言えるでしょう。今度も愛猫を酔わせる演奏ができるように精進したいと思います。
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ギターもいいけど、ネコがかわいすぎて、そっちに目を奪われる。超カワイイ。ナデナデしたい。サバトラかわいい。で、SY-5。すでに20年以上もの年月が経過し相当弾き込まれている感じもあるので、絶好調のバカ鳴り状態に育っている様子が伺えます。今ではハワイアンコアもなかなか入手困難なものになりましたから、その分も愛でる甲斐がありますよね。アコギの音はネコも嫌いじゃなさそうですよ。↓(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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